井手よしひろの意見と主張
茨城県議会議員 井手よしひろ (e-mail:master@y-ide.com)

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2001年夏の小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関して、井手よしひろ県議は、靖国神社並びに千鳥が淵の国立戦没者墓苑を視察しました。

 

 靖国神社の正門に当たるのが大鳥居。柱の高さが25m、横木の長さが34m、重さが100tで国内最大級の鳥居といわれています。
 大鳥居の左手の国旗掲揚塔は高さが30mもあり、縦2m、横3mの特大の日章旗が翻っています。
 右手手前には、10mを超える石製の「靖国神社の社号標」があります。この「社号標」は、戦前と戦後で高さが違うというエピソードがあります。1894年に建立された社号標は「靖國神社」の文字の上部に、国家への功労者をまつっていることを示す「別格官幣」の文字が刻まれていました。しかし、戦後、GHQの命令により、その部分は切断され、「社号標」は当初の四分の三程度に低くなりました。現在の「社号標」をよく見ると、文字の上の余白が少なく、バランスが崩れているのが良くわかります。
 広い参道を進むと、中央に大きな銅像があります。靖国神社の前進である「東京招魂社」の創建に中心的な役割を果たした大村益次郎の銅像です。

 道路を挟んで本殿がある地区に入ります。青銅製の大鳥居をくぐると、神門に至ります。
 ひのき造りの荘厳な門で、扉の両方には直径1.5メートルもある菊の紋章が輝いています。
 神門を抜け、中鳥居を過ぎると、目前に拝殿が迫ります。拝殿前には、賽銭箱が据えられています。
 拝殿の奥には、本殿があります。一般の参拝者は直接、本殿に参拝することは出来ません。お祓いを受け、本殿に入り、玉串を奉納して参拝することを昇殿参拝といいます。昇殿参拝するには、参集所にて記帳を行い、初穂料(玉虫料)を納めます。「初穂料(玉串料)は、お志で結構です」と言われていますが、1万円以上が常識的な金額のようです。
 参集所の裏手には、過去の戦争の戦利品や遺品などを展示する「遊就館」があります。現在は、改修中のため、靖国会館の2階の特設会場で「かく戦えり、近代日本」との展示が行われていました。2002年7月には、全面改装され、オープンされる予定です。新装オープン時には、零戦も展示される予定です。
 「遊就館」の前には、なぜか、大砲や高射砲、戦艦大和の主砲の砲弾(実物模型)などが展示されています。まさに、軍国主義の日本にタイムスリップしたような異空間が、そこにはありました。




靖国神社参拝問題の見解
靖国神社視察記
靖国神社関係年表


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