十王町の勤労者の大部分は、隣接の日立市や高萩市に就労しています。そのため、朝夕の通勤時に市街地に交通渋滞が激しく、特に町の東西に横断する道路網が未整備のため、緊急に整備を急ぐ必要があります。
県道十王里美線 県道十王里美線は、県北の肋骨道路として、通勤だけではなく観光開発にも重要な路線ですが、国道6号線に直接アクセスしていないという構造上の欠陥があります。そのために、この県道十王里美線の改良促進と、東部(海岸方向)への延伸が是非とも必要であり、事業の認定が急がれています。
具体的には、現在都市計画が決定している「十王北通り線」を県道に昇格させ、十王里美線と一体的に整備することが重要であると思われます。この道路は、十王里美線山部の交差点から東に進み、日立エンジニアリング前を経て、高萩友部線念仏橋付近でJR常磐線と立体交差します。その後、伊師本郷、伊師町を経て、国道6号伊師浜交差点の北側で6号に接続する計画です。
現在、山部交差点から十王総合運動公園付近まで(友部工区)は、既に拡幅工事が始まっています。
また都市計画区域の1.3km(街路工区)は、JR常磐線の立体交差などがあり、事業費がかさむことが懸念されるために、平成11年度に国補事業導入を目指し、国に働きかけを行う予定です。
更に、国道6号線への接続に関しては、町が区画整理事業も計画していることもあり、早期の面整備計画を策定する必要があります。
県道日立いわき線 現在JR川尻駅西側の高台に住宅団地(700戸)が造成中であり、完成後の県道日立いわき線の渋滞等を考えると、同路線のバイパス化が計画されています。
この区間(県道日立いわき線砂沢工区)は、2.6kmは日立市砂沢町から1.6kmを国の補助事業で現在工事が進められています。残り1km区間を国補事業に格上げするため働きかける予定です。
国道461号線花貫踏切の立体化 十王町の北部、高萩市との隣接地に造成された伊吹台団地から、国道6号線への出口となる道路は、国道461号花貫踏切がボトルネックとなり、大変な渋滞となっています。この花貫踏切の改良・立体化も地元土地所有者との話し合いを急ぎ、早期に具体化しなくてはなりません。
詳細情報:国道461号花貫踏切改良工事