国道6号・日立バイパス
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榊橋(さかきばし)架替え供用開始

榊橋  平成12年3月27日、昭和5年に開通以来70年余、県北地域の発展を支え続けた「榊橋」が、新しく掛け替えられました。一般国道6号線旧榊橋は、久慈川に架かる延長324mのコンクリート橋で、老朽化が著しく補修も限界に達し、しかもこの橋には歩道がなく、国道6号の1日27,000台という交通量には対応できず、交通のボトルネックとなっていました。

 震災対策と交通安全の確保、増大する交通量へ対応するため、榊橋を架け替え4単線化する計画が進められています。

 平成2年より国の直轄工事として工事が開始されました。用地交渉などが難航し、2車線の暫定開通まで9年の歳月がかかりました。今回開通した部分の事業費は、約30億円です。

 完成した区間は、「新榊橋」の部分が374m、日立側の高架部分が129m、拡幅部分も含めると約1km区間です。下流側には歩道橋も整備され、供用が開始されました。

 暫定2車線での開通はしましたが、4車線化の計画がまだ具体化していません。今後、井手県議は、一刻も早い計画実施を国に強く働きかけてまいります。

旧榊橋の解体工事進む

 旧榊橋の解体工事進む
榊橋解体現場

70年の年月を経て生まれ代わった国道6号榊橋

新旧の榊橋 昭和5年、久慈川の那珂郡石神村石神外宿(いまの東海村石神外宿)と久慈郡東小沢村下土木内(いまの日立市下土木内町)の間に、1本の新しい橋が架かりました。その名を榊橋といいます。(石神の「神」の字をヘンに、下土木内の木の字をツクリに組み合わせ「榊」橋と命名したと言います)

 永久橋ととして架けられたこの橋は、橋長が324m、幅員7.5mのコンクリート橋。昭和3年頃、茨城県によって工事が開始され、昭和5年8月に完成しました。開通式は花火が上がり、神楽も催される盛大なものであったといわれています。

 以前には、この榊橋の上流側に木橋が架かっていましたが、その頃はこの橋を通っていた当時の15号国道(いまの国道6号)も、交通量が少なく狭い通路でした。しかし、榊橋が完成してからは道の幅が広がり、交通量も増加。木橋からコンクリートの永久橋へと、時代は明らかに変わりました。

 以来60余年、榊橋は長年の風雪と重交通に耐えてきました。しかし、今や橋梁の老朽化が著しく補修も限界。しかもこの橋には歩道がなく、幅員も現在の国道6号の1日27,000台という交通量には狭いものとなり、交通のネックとなってしまいました。

 このため、この榊橋を架け替え4単線化することになり、上り線2車線の工事を平成2年より開始しました。

 以来10年近くの歳月を経て、暫定2車線での架け替え工事が完成しました。


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