郵便料金を節約する このところ、立て続けに新切手が発行されている。 代表的なのは「20世紀切手」シリーズで、毎月23日に発行されている。 小学校時代から切手蒐集趣味があったが、ここ20年くらいは あまりに切手が安っぽくなってしまったので、買うのを控えていた。 でも郵便局に寄って新しい記念切手が出ていると、ついついシート単位で買ってしまう。 この切手シリーズは、シートでないと買っても意味がないように出来ているのが憎い。 出す手紙にはできるだけ貼るようにしているが、どうしても半分くらいは余ってしまい、そのまま保存されてしまう。郵政省にとって、これは思うつぼなんだろう。 なにせ郵便事業が赤字とやらで、せっせと新切手を発行しては使われない切手の金額を稼いでいるとしか思えない。 余談だが、いままで買って溜まってしまった切手の価格は、ちょっとオーバーに言えば、葬式代になるといってもいいくらいだ。 たしかに日本の郵便は、正確性、迅速性ではおそらく世界では1,2なんだと思う。 しかし、郵便料金は高い。 日本からアメリカへの航空便(封書)は110円。 逆にアメリカから日本に向けては60セントだ。 現在の為替レートで換算すると、約70円になる。 こんなに高くても赤字とは これ如何に だ。 国際切手兌換券(IRC)というものがある。 これは世界共通で、封書分の切手に交換できるクーポン券だ。 これを日本の郵便局で購入すると、150円。 しばらくまえは170円もしていた。 これも外国で購入すると全く同じ物が日本の70%くらいで買えるのだ。 アマチュア無線をやっていると、交信証の交換に返信用の封筒に切手分の料金を添えて送ることが多い。 昔はIRCを香港で仕入れて(その頃は為替の都合で1枚70円くらいについた)封筒に入れて送った。 現在はIRCは高いので、1ドル紙幣をそのまま入れている。 アメリカ向けは60セントの切手をあらかじめアメリカで買ってもらっておいてそれを返信用封筒に貼り付けで送っている。 これが高い郵便料金に対するささやかな抵抗である。 今電話料金が高いと国際的に非難されているが、郵便料金だって国際的標準からずっと高いんだってことを郵政の皆さんはよく認識しているのかな。 (2000.5.25) |