偕楽園の風景

 先週ウイークデーに偕楽園に行った。 観梅ではなくて、観梅の来場者目当ての「電波クリーンキャンペーン」のPRグッズ配りである。

 ウイークデーではあれども駐車場が混雑するであろうことを見越して、早めに到着する。 意外に有料駐車場は空いている。 いくらか入っている車は県外の車が多い。 時間があったので、梅見物をする。 梅の時期に偕楽園に入ったのは実は初めてだ。

 梅はいろいろな種類が混ぜて植えられているので、満開に近い梅もあれば、まだ、つぼみのものもある。 色もとりどりだ。 老木もあれば若い木もある。 それらがごっちゃに植えられて、まわりを人が見て歩く。 なにか人間社会の縮図を見ているようで、複雑な気分になってしまった。 咲き誇った人、あとを追っかける人、じっと時期を待つ人、大木の陰で小さく咲いている人、競争社会そのものに見えてしまった。

 梅娘も着飾って、写真のサービスをしていたが、毎日ご苦労さんですね。 せっかく化粧をしても昼の日光の下ではちょっと色あせてかわいそう。

 東門には9時40分に集合。集まったのは 「電波適正利用推進員」 のボランティアの人たち5人ばかりである。10時過ぎると、ぼちぼち人が多くなった。 と いきなり観光バスでの観梅グループが どーーーつと押し寄せた。 こうなったらひっきりなしだ。PRグッズを配り始めたら、40分ほどで、予定していた1200部を配り終えてしまった。

 どうも入場者の3分の2は観光バスの人たちのようだ。「どこから」と聞いてみたら、仙台など、東北からが多かった。でも、この人達、電波適正利用のパンフレット読んでくれるだろうか。
(2000.3.13)

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