ホームステイ始末記 ジョヴァンナがイタリアに帰ってからそろそろ2ヶ月になる。 先週彼女が残していった荷物を東京経由で送ったので、ジョヴァンナ関係は一件落着となった。 彼女は日本にきたとき、35KGの荷物を持ってきた。 帰るときには20KG程度しか持ってゆかなかった。 それで、15KGくらいは残った。 あと、自分で買ったおみやげ、記念にもらったものなど、それから書籍類などほかの人に差し上げたものを差し引いて、送り返した荷物は25キロほどになった。 大きなダンボール2個だ。 我が家で変わったこと、元に戻ったことなどを書いてみる。 ジョヴァンナが片付けてくれた家の中のあちらこちら。 結構そのまま片付いたままになっている。 ということは、もともと使わないスペースがいっぱいあるということのようだ。 家には出入りする人が多いので、「あれ、まだ綺麗になったままだ!」なんて言う人もいて、それが、いい刺激になっている。 食生活は、昔のまま。もともとジョヴァンナのために何かつくるということをしてなかったので、これは変化なし。 ジョヴァンナが自分用に買い込んでいた食品は、賞味期限切れで、捨ててしまった。 人が増えたので、ガス、水道など光熱費が増えたのは当然なのだが、水道は検針の人が「お宅は水が漏れているんではないですか?」なんて聞いていったとのこと。 毎日の朝シャンで急激に増加したようだ。 とにかく人数では1.5倍なんだが、いろいろなデータは2倍だ。 いかに老人の二人暮らしの家庭では、エネルギーを使っていないかということが判明した。 さて、彼女は今、ミラノで日本企業に働いている。 日本にいる間に運良く、就職が見つかったのだ。 H系列の会社のミラノ駐在事務所に決まったのだ。 幸い、仕事が向いているらしくて、「仕事が好き」と言ってきている。 会社のパソコンで日本語のメールを打つことができるが、忘れたころにメールが来る。 今まで3度。 ミラノではアパート探しに苦労したらしい。 なにせ有数の住宅不足地らしい。 でも1ヶ月以上頑張ったおかげで、なんとか気に入ったところが見つかったようだ。 このまま頑張って、立派なオフィスウーマンになって欲しいな。 (2001.3.31) |