庭の草花

 私のホームページのトップページには草花の写真を一枚いれている。 これは全部当家の庭の花である。

 近頃はガーデニングが盛んで、いたるところプランターの花が咲き誇っているが、私の家にはプランターの花はない。 単に毎日水かけするのが面倒だというのがその理由だ。 20年も昔にはプランターで花を植えたこともあったが、すぐ枯死させてしまった。 それからはプランター、植木鉢の類は少なくなった。 もっぱら地植えである。
 しかも手入れをしないので、園芸品種はどんどん衰退し、在来種だけが残る羽目になった。 水仙は昔は園芸種などを集めて20種類近くあったが、今は数種類に減った。 百合も同様、ついに5種類になった。 しかもそのうち2種類は壊滅状態で、毎年しっかり花が咲くのは3週類だけである。
 そもそも毎年種をまいたり、苗を植えたりする花も面倒なので、結局は球根で冬を越す品種はかりになってしまった。

 さて、デジカメで写真を撮るとなると、苦労がある。 ひとつはちょうどいい向きに咲いてくれるとは限らないということである。 回りの雑草が邪魔をしたり、虫が食ってみたりだ。 鉢植え、プランターではないので、勝手に向きを変えたり、移動なんてことが出来ない。 

 春先は花が多いが、夏場は花の種類が少なく、どの花にしようかと苦労する。 冬場はもっと大変。温室栽培や、部屋内の観葉植物もないので、せいぜい万両の実あたりでお茶を濁すことになる。
 最新の表紙は山百合だ。 これは自生していたもの。 30年くらい前に団地が造成されたとき、我が家の庭の土に残った球根から出てきたものである。 我が家の庭の花の中では由緒ある先住族のひとつである。

 写真をとろうと花を見ていると、いろいろな発見がある。 睡蓮の花が咲くのは午前中だけである。 正午になると花はつぼむ。 太陽が出ていようと、うす曇だろうと同じだ。 どこで感知するのだろう。 くちなしの花も咲くのは短期間。 でも次から次にと咲く。
 庭もしばらく放置していたら、土が固くなってきた。今年の夏から土壌改良を少しずつやりょうと計画中である。
(2000.7.29)

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