同じホールに3週

 このところ3週続けて「十王Jホール」に通った。 連続でコンサート、講演会があったのだ。 Jホールは地球交響曲の自主上映会をやったり、その他に今までコンサート、などにも行ったのでおなじみの場所だ。 でも3週間続けて行ったのは初めてだ。

 家からJホールまでは車で15分ほど。 ほとんど渋滞もないので、確実に行ける場所だ。 客席は500くらい。 比較的新しくてこじんまりとしたなかなかいいホールだ。(でも 緞帳がない)

 さて、最初の週はバリトン歌手の原田さんの冬の旅全曲だ。 原田さんは会社時代の先輩の弟さんで、先輩の原田さんから話は聞いていた 。ピアノ伴奏の佐藤真さんと2人とも芸大の先生。 伴奏の佐藤さんのしゃべりから始まる。 佐藤さんのしゃべりはほとんどが伴奏の話。 お陰で本番では、歌よりも伴奏の方に耳がいってしまう。

 次の週は、イソリステ・イバラキの演奏会。 ビバルデイの「四季」がメインだ。 前の週とはまた聴衆の雰囲気がちがう。 こちらの方がどちらかというとフォーマルな格好をした人が多い。 平均年齢も少し下か。 通常は水戸の芸術館での演奏が多いが、十王まで来てくれるとは感激。 ピアノをみるとえらい華やか。 あとでよくプログラムを見たらチェレスタだった。 これは水戸から運んで来たようだ。 この力の入れ方はすごい。 これもほとんど満席だった。
 演奏もなかなかいい。 みんなおとなしく拍手をしている。 「ブラービ−」なんて声を上げるひとがひとりもいない。 やってやりたかったが恥ずかしくてやめた。

 3週目は琉球大学の比嘉先生の講演会。 EM菌の開発者だ。 チケットが売れなかったようで心配したが、蓋をあけてみたらほとんど満席状態 。この講演会は客層が、農業関係者が多いようで、平均年齢も高そう。 本題の前に氷の結晶のスライド写真を見せたり、EMの応用実例の発表があったりした。 EM菌を利用することで、化学肥料なしで作物の増産になるので、なぜもっと普及しないかと思う。 肥料会社が足を引っ張っているんだと思う。 農業以外にも応用範囲は広いので、もっと一般的になってほしいな。

(2000.7.5)

  目次表示
  次の週
  前の週
  ホームページに戻る