草とり

 このところ、あっという間に1ヶ月経過してしまった。 ホームページのメンテナンスも手抜きだ。 梅雨の間の晴れ間に思いついて、草取り。 春から一度も芝刈りをしていないのは、ねじ花がいっぱい出ているから。

 木の間に、気ままに生えている雑草を抜いたり、笹を切り取ってゆく。 草取りをしている間にいろいろなことを発見する。 今年はリンドウの苗がいっぱいある。 毎年草の中のリンドウだけは残すので、だんだん増えてきたようだ。 エニシダはもう何年も花も実もならない(すべて抜いてしまう)のに、新らしい芽が出てくる。 これは種が時差で生えてくるのか。 自然の知恵なんだろうな。 園芸種の花はだんだん衰退してしまう。 ゆりも残ったのは自生しているものとか、原種に近いものだ。 水仙ははじめ15種類以上あったものが今は数種類になった。 すべて手入れせずに放置しておいた結果だ。

 なんてん、万両はいたるところに苗が出ている。 これは鳥が増やしてくれたおかげだ。 どうだんは種が飛んで、これも苗だらけになった。 その他、鳥が運んできたと思われるよく知らない木の苗がいっぱい。 芝には山桜の苗があちらこちら。

 他人は草取りをしながら、どんなことを考えているんだろうと思いながら、草取りをしていると、すぐ時間が経ってしまう。 一度みんなに聞いてみたいものだ。 庭がきれいになることよりも蚊の住みかを狭めてゆくのが快感だ。 蚊の側からみれば環境破壊なんだろうな。 こんなことで蚊がまだ動きまわらない午前中2時間も草取りをすると、もう疲れてストップ。

 風呂に入って、汗を流すとどうしても手がビールに。 と言うわけで、午後はのんびり昼ねということに相成る。 まあ草取りは一番非生産的な仕事。 でも頭を休めるにはもってこい。

(2001.7.7)

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