酒蔵見学

 百年塾の北部地区ネットワークの今年の最初の行事は、酒蔵の見学会であった。 もう3年も継続して酒蔵の見学に行っているので、皆さん、よほど気にいった行事なんだろうと思う。
 さて、予定した1月27日は、なんと、前夜から低気圧の通過で、荒れ模様の天気。 台風かと思われるほどの風と雨である。 でも参加する皆さんからは、「どうする?」 なんて連絡はなく、黙って集合場所に集まっている。

 見学者は20人ばかり。 見学先の森島酒造では、こんなに大勢の見学は初めてと、いいながら、気持ちよく蔵に入れてくれる。 蔵に入るときには、靴類の消毒、それから手を洗って、汚れを落とすという作法?がある。

 ちょうど朝からの作業が一段落し、明日の作業の準備の時間だった。 使う米、そして水の説明から、始まって、工程を追って、見学させてもらう。 三代目の若いあととりの人が、熱心に説明をしてくれる。 杜氏と一緒になって、仕事をしているそうである。
 水は地下水。 約200Mのところからくみ上げていて、水質はいわゆる硬水なんだそうです。 この水はすっきりした、辛口の酒に合うんだそうです。 さっぱりしていて、おいしい水です。 米は山田錦や美山錦のいわゆる酒造好適米。 近年、監評会などの入賞を目指して、入念な酒つくりをしていて、その結果、受賞するようないい酒ができているとのこと。 今年も出品する酒を今作っていて、いろいろ気を使っているとのことだった。

 お目当て、搾りたての酒は、「これは うまい!!!」 の一言。 早速4合ビンを予約する。 これは1時間後には新年会の席上に届いた。

 蔵から出て、今度は、利き酒。 大吟醸、吟醸、純米などの酒を飲み比べ。 やはり大吟醸が飲みやすい。 いくらでも飲めてしまう。 今年の大吟醸の限定品を予約する。
     「わー 今年はいい酒が飲めるぞ」
 お土産は酒粕。 今は酒粕が貴重品だ。 皆さんうれしそうな顔。 そして、そのあとの新年会用のお酒もついでに持たせていただいた。
 ありがとう。 また来年も酒蔵見学は予定に入れよう。
(2002.1.31)

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