近頃,市内の各所で道路工事が目立つ。 景気浮揚のための公共投資なのだろうが、とにかく多い。土地の買収にからまない既設道路の改修、舗装のやり直しなどである。道路がよくなればそれはそれで、便利に快適になるので、意味がないとは言わない。しかしそれだけでなく、ガス管工事、光ケーブル工事まで入って、すぐ片側通行止めにあったりする。 最近の工事は、必ずといっていいほど、通行規制のおじさん、おばさんがいてくれる。確かにそれにしたがっていれば安全だが、工事の費用がそれだけ高くなるのはいうまでもない。 日立の市内に50箇所の工事があれば、それだけで、もう100人以上の人が交通規制にかかわっている。人口20万の都市でそうだから、日本の人口1億人と仮定すると、その500倍すなわち5万人以上が同じような仕事をしていることになる。ちょっとした大企業または失業対策なんだ。これって、みんな税金でやっていることなんだよね。 また同じ場所が、ガス、水道(下水)などで何回も掘り返される。市民の目から見ると、ガス、水道などは小規模なので、工事復旧後の道路の平滑度がかなり落ちる。また時間が経過したあとの悪化もひどい。こんな工事に事後にその業者が再補修をするなんてあまり聞いたことがない。最低現状復帰を正確にするよう市民の目も監視が大事だ。 自転車で走り回っていると、どうしても、路面の状態が気になって、まわりの景色を見たり、付近の通行に気を使ったりする頻度が落ちる。 走っていて、工事のあとの新しいでこぼこを見つけると、ほんとさびしくなりますね。 (00.2.16) |