今年もマウイ島に行ってきた。
 11月の末から12月のはじめにかけてだ。 息子たち夫婦が住んでいるので、
そこに泊まって過ごした。その間、隣の島のモロカイ島に遊びに行って3泊した。
息子たちも初めてなのだ。

 モロカイ島は東西70KMくらいか。人口は7000人足らずだ。島を縦断して舗装
道路が走っているが、驚いたことに、信号機がひとつもないのだ。車が少なくて、信号の
必要がないんだ。

 この島は、昔はパイナップルが主要産業だったのだが、人件費が上がって、採算が
とれなくなり、会社も3社が入れ替わり経営をしたのが、ついに撤退してしまった。
パイナップル畑のあとは、砂漠状の牧場となって、牛、馬を見つけるのが難しいくらい。
ニュージーランドからきた牧場主が、なんと数十万エーカー(どのくらいの広さか見当
つきますか?)の敷地の中にキャンプ地を二つ、それにロッジをこしらえて、観光客の
リゾート地にしたのです。牧場の入り口にあるロッジから海岸のキャンプまで、専用の車
で送ってくれるのですが、約30分8マイル。これが全部私有地の中です。

 キャンプはテンタロー(なんと脳天気な 名前!!)というテントとバンガローの合いの
子の施設。当然電気はなし。夜は懐中電灯のお世話に
なります。
それでも太陽加熱のシャワーはついています。
食堂で食事をしたり、海岸で海をみたり(砂浜にアザ
ラシ?が昼寝をしている)、散歩をしたり、有料のアク
ティビティに参加したりですが、とにかく何もなく、
何もすることのない3日間でした。
シャワーを浴びたあと、夜の空を眺めると、満天
の星空が、目の前に迫ってきます。銀河がくっきりと
見えるのには感激でした。

 毎日風だけは強く、それがいかにも自然で、自然の中で生活しているという実感が
満喫できました。
(99.12.9)

  次の週
  前の週
  ホームページに戻る