庭の小動物たち 最近庭に出没する小動物たちの種類が減ったのが気になる。 今年は蝉の声を聞くのが遅かったように感じられたが、我が家の庭にはまだ一匹も来ない。 例年だと、庭の木で鳴いている蝉がいっぱいいたのだ。 いつも梅雨時になるとアマガエルの声が聞こえるが、今年はぜんぜんだった。 雨がえるよどこに行った? 真夏には糸トンボが数匹は庭の草にとまる。 今年は2匹しか目にとまらない。 芝生にはバッタの小さなのがいたんだが、今年はぜんぜん見当たらない。 ここ何年か芝生には農薬はごく一部にしか撒いていないが、そのせいなのかなとも思う。 庭に来る鳥達の種類も減った。 今は烏、雀だけ。 野鳩も鳴き声を聞かない。 私の家から見て、山手に、「かみあい団地」 が出来てから数年になる。 結局、山から山林が途切れてしまったのが、鳥が少なくなった原因かもしれない。 烏だけは相変わらず元気がいい。 朝はやくから大声で鳴いている。 いよいよこの地も都会的になったのかなとちょっと残念だ。 せいぜい「みみず」くらいは増やそうと、庭の一部に生ごみとEMで作った堆肥を埋める準備をはじめた。 あれほど出没していた「ごきぶり」が8月初めからふっと いなくなった。 糞があるので絶滅したわけではないだろうが、人目につくところに出没しなくなった 。それはいいんだが、ちょっと不気味だ。 これから赤とんぼの季節。 さて我が家の庭にどれだけ飛んできてくれるか。 小動物たちが住みにくい場所はきっと人間も住みにくくなっているんだと思う。 開発開発が人間自身も住みにくくしているんだなと思う。 (2000.8.18) |