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| 2000年5月2日 ママの愛を受け止めて。 |
ママりん |
| 私がいつもたんぽぽを抱いているのでおばあちゃんがあきれて |
| 『ペロペロするほど可愛いんだったら少しは子供にも愛情を注ぎなさい。』 |
| と怒っている。 |
| すると娘の部屋から『けっこう毛だらけ猫はいだらけ〜』 と聞こえてきた。 |
| ほらね、愛を注いだって拒否されるのよ。 喜んで受け止めてくれるたんぽぽ |
| の方が注ぎがいがあるっていうものよ。 |
| ちなみにペロペロしてたのは、たんぽぽであって私ではありません。 |
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| 2000年5月6日 たんぽぽのベッドが消えた? |
ママりん |
| サークルでお昼寝してるとばかり思っていたら大変なことになっていた。 |
| サークル中、スポンジの山、山、山。 |
| 一瞬何が起こったのか理解できず、しばし呆然。 |
| 寝ていたはずのベッドが跡形も無く、消滅していたのでこのゴミの山の原型は |
| たんぽぽのベッドに違いない。 |
| あ〜ぁ、今まで一度もおいたされることもなく たんぽぽの安らかな眠りを |
| 守ってきたのに。 |
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| 朝6時、たんぽぽが私を呼んでいる。 |
| 今日は日曜だよ。明日はみんなお休みだからゆっくり寝かせてねって |
| 夕べ頼んでおいたのに……・ |
| とは言っても、おしっこをがまんしてるたんぽぽを思うと急いで起きねば。 |
| きゃぁー! サークルをみてもうビックリ!! |
| 昨日の悪夢が再現されているではないか。 |
| 『えぇ〜、たんぽぽどうすんのよ。替えのベッドまでボロボロにしちゃって』 |
| 昨日の破壊活動が大変お気に召したらしく再度チャレンジしたらしい。 |
| 替えのベッドまでなくなり、しょうがないので脱衣籠を持ってきてタオルケット |
| を敷いてやった。 |
| カミカミしたって何も出てこないよと念は押したけど…だいじょうぶかなぁ。 |
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| 2000年5月15日 去勢の手術……結果報告 |
ママりん |
| 去勢の手術から一ヶ月以上たった。 |
| この頃,たんぽぽはほとんどマウンティングをしなくなった。 |
| 当然、壁への体当たりもなくなり尻尾の毛も食べていない。 |
| 私と娘もたんぽぽのマウンティングの標的から逃れることができ、以前のような |
| たんぽぽとのラブラブ状態が続いている。 |
| こう考えると、手術はやってよかったと思える。 たんぽぽへの罪悪感も |
| だんだん薄らいでいくようだ。 それから大きな変化がひとつ。 |
| それまでチョビチョビおしっこをしていたのでトイレシートの消費量がすごくて |
| 一番お金がかかっていた。なのに今は,まとめてしてくれるので替える回数が |
| 半分以下になった。うーん、思いもかけない収穫だ! |
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| 2000年5月20日 てんとう虫は悪い虫? |
ママりん |
| 昼間はおじいちゃんの所で日向ぼっこしながらお庭を眺めてなんとも |
| 年よりくさい生活をしているたんぽぽ。 |
| 暖かくなってきて網戸にしてもいたずらすることもなく、おりこうだねぇ〜と |
| 誉められていた。 |
| それなのに今日、網戸に穴をあけてしまった。 たんぽぽが庭を見ていたら |
| てんとう虫がやってきて網戸をはさんで対決したらしい。 |
| 『たんぽぽが悪いんじゃないよ、てんとう虫が悪いんだ。』とおじいちゃん。 |
| そんなら、てんとう虫に直してもらってよ。 |
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| たんぽぽのサッカーが上手になってきた。 |
| 今日も娘とたんぽぽと3人で遊んでいたらいつのまにか夫が帰ってきていた。 |
| 『お帰りなさい』も言ってくれないで・・・とご不満なご様子。 |
| それでも無視して遊んでいたら |
| 『たんぽぽとパパとどっちが大事?』ときついお言葉が・・・ |
| すかさず、『たんぽぽに決まってるじゃん!』と娘が応戦。 |
| 娘ってこわぁ――い。ふつう言えないよねぇ〜。 |
| 私なんて思ってても言えないもん。 |
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| 2000年5月31日 たんぽぽ救助犬になる。 |
みほっち |
| 今日テレビで救助犬が出ていた。がれきや雪の中に埋まってる人を見つけて |
| 助けるんだって。 なんか、たんぽぽにもできそうじゃん。 |
| 押し入れからふとんを出してみほっちがふとんに埋まってみた。 |
| たんぽぽの目の前でやったのにもかかわらず、探す気配がない。 |
| ふとんの中で苦しそうに『たんぽぽ〜』と呼んでみる。 |
| きた、きた、きた。 ふとんの上からカリカリ・ホリホリ、ガジガジ・ホジホジ…… |
| きゃ―――、布団がやぶけたらママりんに怒られる〜〜〜〜 |
| ほんの少しの隙間からたんぽぽがもぐってきた。クンクンやりながらよくも |
| こんな狭い所へもぐれるもんだ。顔に到着したらぺろぺろ、ぺろぺろ。 |
| うわぁ―――やめてぇ〜、たまらずふとんから抜け出した。 |
| まだぺろぺろは続いて、なんかたんぽぽの愛を感じちゃったよ。 |
| よし、たんぽぽをみほっち専属の救助犬に認定してあげよう。よろしくね。 |
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| 2000年6月4日 二人っきりの日曜日! |
ママりん |
| 今日はおじいちゃんとおばあちゃんは旅行。娘は文化祭で学校へ、夫は釣り |
| に出かけた。 やったぁ――――! たんぽぽと二人っきりだ。 |
| 誰にも邪魔されず、たんぽぽとラブラブの日曜日をすごす。 |
| しかし、明日の朝がこわいなぁ―――。そうでなくても月曜の朝は出勤の |
| 気配を感じて、私の後を追いながらキュンキュン、キャンキャン… |
| おばあちゃんに『また昨日、甘やかしていたんだねぇ〜』 |
| おじいちゃんに『月曜のたんぽぽは甘えん坊で困るよ』
といわれてママの |
| 肩身がせまいのに………。 たんぽぽ〜、さわがないほうが身のためだよ。 |
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| 会社から帰って夕飯の支度をしようとしたら台所に不可思議な物体を発見。 |
| 鍋の中で水に浸った白くふやけた塊・・・・・ |
| たんぽぽのおやつ兼おもちゃのローハイドガムではないか。 |
| おばあちゃんに尋ねると『いつになっても減らないし、たんぽぽには大きくて |
| 硬すぎるんだよ。かわいそうだから料理してやろうと思うんだ。』 だって… |
| 私に日頃、甘やかすなっ――――!といってるくせにガムなんか料理して |
| どうすんの? |
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| 10日はたんぽぽのお薬の日。(キューブ状のフィラリアのお薬) |
| 今日は二回目。 ビーフ味でとってもおいしいお薬らしいけど。 |
| ”よし、お食べ” と言われたのにクンクン、ナメナメ……口に入れては出し、 |
| 入れては出してまたクンクン。 |
| その用心深い食べ方は私に対して失礼じゃないの? |
| 普段、テッシュなどを奪って”ダメ〜”と言われているのに逃げまわり、 |
| 急いでカミカミごっくんしちゃうくせに… |
| 結局おいしそうに食べ終ったけど、また来月も同じ事するんだろうなぁ。 |
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| 夜遅く、息子が久しぶりに帰ってきて、ごはんを食べ始めた。 |
| たんぽぽはサークルで就寝中だったのに息子のドタバタで目を覚まし、 |
| ワンワン・キャンキャン・・・・ |
| あまりにうるさいので息子に『たんぽぽに挨拶してきてよ。』と頼む。 |
| 息子は『たんぽぽ〜、おまえ なにさまじゃぁ?』といいながらも頭を |
| なでなで。 すると、ピタリとなきやみ またベッドですやすや。 |
| まさしく、たんぽぽは殿様じゃぁ――――! |
| 殿様曰く、『わしに挨拶する前に飯など食うな!』 |
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| 2000年6月17日 お散歩は疲れるねぇ〜 |
ママりん |
| 息子が暇そうだったので たんぽぽの散歩をたのんだ。 |
| 息子もたんぽぽも喜んで出かけたがなかなか帰ってこない。 |
| おばあちゃんが心配して私に探してきなさいと言っている。 |
| 探して…といってもどこへ行ったかわからないのに……と思いつつも時間が |
| たつにつれだんだん不安が募る。たんぽぽがいなくなっちゃったんだろうか、 |
| けがでもしたんじゃないだろうか、と胸さわぎ。 |
| チャリンコをとばして近くの公園や学校を探すが見つからない。 |
| 途方にくれて家路につくと、反対側からスキップしてる二人の姿が…・・ |
| あぁ、無事でよかった! 心労の私に『どこへ行ってきたの?』とノウテンキ |
| な息子。 私は精神的にも肉体的にもどっと疲れ、こんなことなら自分で |
| 散歩に行けばよかった・・・・と反省しきり。 |
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| 息子が今日もたんぽぽと散歩に行って帰ってこない。 |
| おばあちゃんが心配して玄関でウロウロしてたらやっと帰ってきた。 |
| 『毎日何時間も走り回って、疲れて病気になったらどうすんの?』と心配の |
| あまり、おばあちゃんがお小言。息子は『大丈夫だよ。僕、鍛えてあるから!』 |
| そしたら『ちがうよ、病気になっちゃうのはたんぽぽだよ』だって。 |
| ひゃ――――、完全に”可愛い孫の座”をたんぽぽに奪われてるねぇ〜。 |
| 息子よ、たんぽぽを見習って可愛く お・な・り…・ |
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| 『たんぽぽ〜』と呼んでも無視された。 ムカツク――――! |
| 両手で顔を覆い、『えぇ〜〜〜ん』と泣きまねしたらすっ飛んできた。そして |
| 顔をペロペロ。ふふふ、可愛いとこあるじゃん。泣いたら慰めてくれるんだぁ。 |
| ママりんに自慢したら、早速ママりんもやってみてんの。 |
| みほっちの時よりずっと一生懸命慰めてるじゃんか…・くやしぃ――――! |
| たんぽぽ〜、誰にでもやったら意味無いじゃん。 |
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| 2000年6月25日 ”おいた”の連帯保証人 |
ママりん |
| たんぽぽがあけた網戸の穴が日増しに大きくなっている。 |
| おじいちゃんは『気のせいだよ。』っていうけど、たんぽぽが穴から鼻を出して |
| クンクンやってるのを目撃したよ。 |
| 一枚だけ業者に頼むのもめんどうだし、今日は日曜だし…夫に頼んでみた。 |
| ”網戸取替えキット”なるものが売ってるらしく、あっという間にきれいになった。 |
| たんぽぽ〜、器用なパパっちでよかったねぇ〜 |
| いっぱいパパっちにゴマすって、これからも”おいた”の連帯保証人になって |
| もらいなさい! |
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| 2000年6月29日 たんぽぽ・ピンチ! |
たんぽぽ |
| 今日ね、みほっちとサッカーをやったんだよ。 |
| 僕の方が上手だからってみほっちはだんだん本気になってきちゃったの。 |
| みほっちが夢中になった時、僕の悲劇は起こった。みほっちのでっかい足が |
| 僕の顔面を直撃! 僕はビックリしてキャンキャン大騒ぎしちゃった。 |
| ママりんが飛んできてみほっちのこと、いっぱい・いっ―――ぱい怒ったよ。 |
| でも…・よく考えたらあんまり痛くなかったみたい、なんともなかったもん。 |
| みほっちが『もう、たんぽぽと遊ぶのや――――めた!』って |
| えっ、うそ〜〜〜〜 ぼく困るよ〜 |
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| 2000年6月30日 たんぽぽは私の息子よ。 |
ママりん |
| 会社の帰りにホームセンターによってたんぽぽ用の買い物をした。 |
| ワン用牛乳とトイレシート…それから安売りだったムーニーの赤ちゃんの |
| おしりふき(ワン用のよりはるかに安いので我が家ではこれを使っている)を |
| 大量に買い込んだ。 |
| レジで何年かぶりに友人に会った。目が買い物かごのムーニーちゃんへ…… |
| 『孫でもできたの?』…な・な・なんと失礼な!私はまだまだ子供を産める年齢じゃ! |
| 『私の子よ、息子ができたの!』と言ってその場を立ち去った。 |
| うっそじゃないも――――――ん。 |
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