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絵はがきとデジカメがあれば、誰でも手軽に上手に描ける!
上手に絵を描くには、コツがある。好みは人それぞれ色々あろうが、オレなりの描き方を簡単に紹介してみよう。
もっとも、絵なんて自由に好き勝手に描いてりゃいいんだろうけどさ…。
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作品例:もみじ谷の休憩所(偕楽園・水戸)
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ちょっと難しそうだけど、右の写真を絵に描いてみる。 オレはデジカメ画像を見ながら描いてるんだけど、写真と紙(はがき)の縦横比が似ているから、以下のような手法で簡単にバランスのいい絵が描ける。 ちなみに「もみじ谷」は偕楽園のはずれにある。
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STEP-1 下書き(その1)
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まずは、全体の構図を右のように4分割して、主要な線を薄く書き入れる。
縦横の中心線を基準にして、モチーフのどの部分が紙上のどこに来るべきかをよく見ながら描くのがポイントだ。右の十字線を上の写真に投影して見比べてみれば、オレが
どこを見て描いてるか分かるかも。
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ともかく、この点に留意しながら「大きなモノから描いていく」と全体が決まりやすい。この例ならば
@石垣、A建物、B水辺のライン、の3つかな。コレさえ決まれば、そんなにおかしな絵にならないだろう。
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STEP-2 下書き(その2)
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全体の構図が決まったら、線をはっきり決めていく。細部を描く時は、鉛筆をこまめに研ぐのもコツ。またこの過程では、(写真と紙面の縦横比が違うので)絵のどこかにわずかな歪みが生じてくるのに気づく。この歪みは、適当におっつけて修正してしまう。
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STEP-3 下書き(その3)
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鉛筆で描いたら、その上からペンで描く。鉛筆のままでは、色塗りの時に絵の具が濁ってしまい、輪郭もぼやけるからだ。この辺は好みだが、オレは今のところペンで輪郭をつけた方が、しっかりした感じの絵になって好きなんだ。ペンは極細で、少々インクがかすれ気味のがいい。
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STEP-4 色塗り・完成
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色塗りは、「絵手紙セット」の絵の具と「水筆ペン」がお手軽でお勧めだ。
完成したら、裏に本文と宛名、それに切手を貼ってポストにブン投げるだけ。
原画をとっておきたければ、スキャナにとって、画像をハガキに印刷しても結構キレイに出来る。
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手製の絵はがきは、誰かに送れて実用的だし、相手もきっと喜んでくれる。上手・下手なんて上っ面の問題じゃなくって、誰もが持っている「手に宿る力」のおかげなんだ。
みなさんも、誰かに一枚送ってみては??
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