動燃東海屋外ピット

 Copyright Yoshihiro IDE (e-mail:y_ide@jsdi.or.jp) 最終更新日:1998/Aug/29


屋外貯蔵ピットの管理の状況

 
 
ピット内の状況
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(jpg形式、588ピクセル×415ピクセル、52kb)
ピット内の状況

 廃棄物屋外ピットは、地面から掘り下げる構造で、No1、No2の二つのピットがある。
 No1は、東西17.1メートル、南北7.5メートル、深さ約3.2メートルで、2つの区域(A槽、B槽)に分かれている。
 No2ピットは、東西約19.7メートル、南北12.4メートル、深さ約4メートルで、内部は3つの区域(C槽、D槽、E槽)に分かれている。
 床と側壁と天井をコンクリート(厚さ約20センチ)で固め、ドラム缶約2000本を3段に積み上げている。
 1967年から70年ごろに完成した。動燃の前身である原子燃料公社が、ウラン精錬などで出た廃棄物をここに貯蔵していた。
 貯蔵ピットには、深さ約20センチの排水用の溝が設けられていたが排水溝よりも数センチ上まで浸水していた。1982年には科学技術庁が検査し、水を抜き出すよう指示。動燃は天井と側壁の防水工事をした。ところが、側壁の工事をした95年3月ごろから、これまで以上の大量の浸水が起きるようになり、最高で2.5メートルの水がたまり、現在も1.3メートルの水がたまっている。


ピットNo1の詳細図面(23KBあります)
ピットNo2の詳細図面(25KBあります)

 経 緯

(1)建設及び使用開始時期
 ・No1ビット  建 設:昭和42年4月〜12月
        (搬入開始:昭和42年8月)
 ・No2ビット  建 設:昭和44年6月〜昭和45年3月
        (搬入開始:昭和44年8月)

(2)昭和45年7月17日:使用変更許可を取得

(3)昭和57年4月15日:科学技術庁保安規定遵守状況調査


(4)平成4年4月:ビット上面全面の防水塗装工事

(5)平成5年10月〜平成7年3月:ピット外壁の防水工事等

   @平成5年10月 事前調査

   A平成6年10月 地質調査

   C平成7年3月 ピット外壁の防水工事


(6)平成8年2月:ピット周辺法面の補強工事

 

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