カシマスタジアム新築?改築?

 Copyright Yoshihiro IDE (e-mail:y_ide@jsdi.or.jp) 最終更新日:1996/OCT/26

2002年ワールドカップ招致およびスタジアム整備に至る経過

 1996年5月31日、国際サッカー協会(FIFA)の理事会で2002年ワールドカップの日本・韓国共同開催が決定した。
 ワールドカップの茨城県への招致に関しては、いち早く県立カシマサッカースタジアムでの開催に向けて県民上げての運動が高まっていた。
 日韓共同開催が決定した現在、そのカシマサッカースタジアムの具体的改修計画が大きな注目を浴びている。
 茨城県サッカー協会や地元鹿島市から、「現スタジアムを改修するのではなく、新しいサッカー場を建設した方が良いのではないか」との要望や意見が寄せられた。
 県は、カシマサッカースタジアム整備検討委員会を設置し、改修か新築か、その具体的な整備計画を検討することになった。

 このページでは、ワールドカップ招致およびスタジアム整備に至る経過を概観していきたい。

資料提供:茨城県企画部地域振興室計画調整課
カシマサッカースタジアム整備検討委員会

ワールドカツプとは

1)世界の人々が最も関心をもっているスポーツ=サッカー

 ワールドカップは,世界の人々が最も楽しみにしているサッカーの大会であり,オリンピック以上に関心があると言われている。

2)4年に一度の世界選手権大会

 ワールドカッブは,国際サッカー連盟(FIFA)が主催するサッカーの世界選手権大会で,4年に一度,一つの国の十数都市を舞台にして約1ヵ月間にわたって開催される。1996年現在、世界197協会がFIFAに加盟している。

3)歴史と経過

 1930年に,ウルグアイで第1回大会が行われ,1994年にはアメリカ合衆国で第15回大会が行われた。1998年にはフランスで第16回大会の開催が決定しており第17回2002年大会はワールドカップ初の日本・韓国共同開催となった。

4)第15回アメリカ大会の概要

観客数は356万人

 1994年に行われたアメリカ大会では52試合で総計356万人の観客が会場に足を運び、そのうち約1/3は,国外からの人々であったと報告されている。

決勝戦テレビ観戦者20億人

 テレビ中継は世界の120ヵ国以上にのほり,決勝戦は20億人,世界の人口の約三分の一が観戦したと言われている。

大会々場一覧
開催都市スタジアム収容人数 試合数
ボストンフオックスボ口6万1000
ニューヨークジヤイアンツ7万6000
ワシントンロバート・F・ケネディ 5万6500
オーランドシトラス7万0000
デトロイトポンティアツク7万6000
シカゴソルシャー・フィールド 6万6000
ダラスコットンボウル7万2000
サンフランシスコスタンフオード 8万6000
ロサンゼルスローズボウル 10万000


第17回2002年大会の概要

日本と韓国での共同開催と決定(大会史上初)

開催候補地

 日本15自治体(詳しくはこちらのページへ)

 韓国16ヶ所

開催要綱等は、現在国際サッカー連盟(FIFA)内で検討中。


ワールドカップ本県開催の意義

1)県民スポーツ意識の高揚

2)スポーツ文化の振興

3)国際交流の促進

4)地域振興・経済振興

5)知名度のアップ・世界に向けての情報発信

※「スポーツ文化」とは、心身の健康維持・増進、身体を動かすよるこび、精神の感動・高揚、人や自然の交流などをとおして、人間生活を充実させ、楽しみやよるこびを体験・共有するための自由な生活様式。


FIFA,ワーキンググルーブの活動について

 日韓共催にあたりFIFAはワーキンググループをつくり、共催に関する諸問題の検討に入った。

(1)グループの構成

(2)第1回会合7月2日(於チューリッヒ)

協議内容

(3)ワーキンググルーブの検討事項(予想)



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