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茨城県議会議員 井手よしひろ (e-mail:master@y-ide.com)
最終更新日:2002/8/30

常磐高速道を使った渋滞解消策を国土交通省に要望

   井手よしひろ県議らは、2002年8月23日午前、国土交通省に佐藤信秋道路局長を訪ね、2003年度から常磐高速道路を活用した渋滞解消策を具体化するよう要望しました。
 この要望には、衆議院議員の石井啓一(公明党茨城県本部代表)氏、日立市議会議員額賀俊彦(公明党茨城第2総支部長)氏も同行しました。
 井手県議らは、日立市の渋滞の緩和策として、一般道路から高速道に通勤車両を移動させるために、常磐高速道路の特定区間(例えば、日立南大田I/C〜日立北I/C)の高速料金を半額程度に値引きするが出来るよう、新たな枠組みを検討するよう要望しました。
 佐藤道路局長は、日本の道路行政の事務方のトップ。既存の道路インフラを有効活用する井手県議らの提案を、慎重に検討することを確約しました。
 特に、社会実験として期間や場所を限定して試行することには、積極的な姿勢を示しました。  現在、国を挙げて議論されている高速道の民営化(道路公団の民営化)問題と密接な関連があるため、具体的な実施方法や予算化については明言を避けましが、民営化の方向性や2003年度の予算が具体的になる12月に向けて、国会を中心に様々な議論が交わされていくものと思われます。
 井手県議らは、樫村日立市長や県土木部と連携を密にしながら、要望実現に全力を挙げてまいります。

常磐高速道路の通行料金割引による
日立市内の渋滞解消策についての要望

 国土交通省常陸工事事務所によると、日立市内の国道6号の交通量は、最多で1日36,000台(西成沢町、1999年10月調査)であり、関東全体の一般国道平均の約3倍になります。市内の通勤時の平均時速20キロは、関東平均より10キロも遅く、単純計算すれば、市内の10キロ圏のマイカー通勤者は、ノロノロ運転で週100分の無駄が生じていることになります。

 また、日本自動車研究所(つくば市)の調査では、二酸化炭素や窒素酸化物の発生量は、加減速を繰り返しながら平均時速20キロで走行した場合、平均時速40キロで走ったときに比べ、それぞれ30%、60%増加するとされ、人体への影響や地球温暖化などへの影響も懸念されています。

 日立市内の渋滞解消のためには、国道6号日立バイパスの整備など国、県、市をあげての道路整備が進められてはおりますが、抜本的な渋滞解消には多大な予算投入と工事期間が必要です。

 一方、市内を並行して走る常磐高速道路の3つのインターチェンジの区間交通量は1日25,000台程度であり、利用率が低い状況です。

 こうした現状を直視し、私ども公明党日立支部は、昨年4月、国道6号と並行して走る常磐道の通行料金を割引して、一般道の道路交通を常磐道に迂回させることによって、市内交通を渋滞解消させることを日立市に要望しました。その要望署名には38500人の賛同が寄せられました。

 つきましては、来年度以降の新規事業におきまして、常磐高速道路の日立南太田インターチェンジから日立北十王インターチェンジ間の通行料金を割引する制度を導入していただきたく要望いたします。

 具体的には、日本道路公団の通行料の値引き、日立市の通行料金一部負担、国の通行料金一部負担などによって、通常通行料の5割以下に割引されることを希望いたします。

  2002年8月23日

国土交通省道路局 局長 佐藤信秋 殿

公明党茨城県本部
代 表・衆議院議員 石井 啓一
幹事長・茨城県議会議員 井手 義弘
第2総支部長・日立市議会議員 額賀 俊彦


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