カシマスタジアム

Copyright Yoshihiro IDE (e-mail:master@y-ide.com)

いらっしゃいませ人目のお客様です。


6月5日 ドイツ(1):(1)アイルランド
興奮のるつぼ・カシマの街

 6月5日、カシマスタジアムでは1次リーグE組のドイツ対アイルランド戦が行われ、アイルランドが試合終了間際の劇的なゴールでドイツに追いつき、1―1で引き分けました。
 ドイツは勝てば決勝トーナメント進出一番乗りでしたが、アイルランドのロビー・キーンが後半終了間際、同点ゴールを決めました。
 カシマサッカースタジアムは35,854人の観衆でほぼ満員。平日夜のキックオフとなったカシマスタジアム第二戦は、夕方になって来場者がピークとなり、周辺のイベント広場はアイルランド、ドイツ両国サポーターらで大いに盛り上がりました。
 県は午後8:30のキックオフ前に、200発の花火を打ち上げて、試合に彩りを加えました。
 試合終了が午後10:00すぎとなったため、鹿島神宮駅やスタジアム駅は一時大混雑しましたが、大きな混乱はなく、0時頃までには平静に戻りました。
 最終電車に乗り遅れた100人を超える外国人サポーターは、県が用意したキャンプ村に宿泊しました。
 平日開催となったため鹿嶋市内の小・中学校は、フーリガンなどの混乱を避け、W杯を家族で楽しんでもらうために、この日は休校となりました。
 ドイツ、アイルランドの来場者はアイルランド8000人、ドイツ1000人。日本に在住する人を含めると両国サポーターは15,000人を越え、鹿島の街は、国際都市の観を呈していました。

井手よしひろの6・5カシマレポート
井手県議は鹿嶋市を訪れ、ワールドカップの熱気を実体験しました。


地元アントラーズから選出されたW杯日本代表の垂れ幕が下げられた鹿嶋市役所

市役所近くのショッピングセンターもW杯ムード全開

平井海岸に特設された外国人サポーター向けのキャンプ施設

 午後2時に車で日立を出発した井手県議は、国道51号線を鹿嶋市内に向かいました。交通規制は、試合開始4時間前の午後4:30から。心配された渋滞も全くなく、3:30に市内に入り、市役所、ショッピングセンター、海外サポーター向けのキャンプ村などを実地調査しました。


門前町イベント会場:地元住民と外国人サポータが一緒になってW杯を楽しんでいました。
クリックすると大きな写真が見られます
ライオンズクラブのメンバーが用意したパソコン。ITが言葉の壁を乗り越える武器となっていました。
(写真をクリックすると拡大されます)
クリックすると大きな写真が見られます
アイリッシュグリーンのサポータが鹿島神宮駅前に集合。最初は少しびっくりしました。
(写真をクリックすると拡大されます)

 午後5時前に予約をしていたビジネスホテルにチェックイン。小休止の後、徒歩で門前町イベント会場、鹿島神宮駅、ワールドカップへの道を経て、スタジアムを目指しました。
 門前町イベントは地元商工会が運営し、市民と外国人サポータの交流の場となっていました。遠路鹿島に到着したアイルランド、ドイツのサポータにとっては、絶好の休憩場所になったようです。パソコンインターネットコーナーには、順番を待つ人たちで人だかりができていました。こうしたインターネット利用スペースがもっとあれば良かったと痛感しました。
 5時台に鹿島神宮駅は、東京方面から列車で来るサポーターがピークを迎えました。駅前の遊歩道は、アイリッシュグリーンのユニフォームを身につけたアイルランドサポーターに占領されました。心配された混乱は全くなく、陽気なサポータがW杯の興奮を次第に高めてくれていました。

クリックすると大きな写真が見られます
赤いTシャツは地元市民のボランティア。案内、通訳、医療、交通整理など多くの人々が大会の成功に汗していました。
(写真をクリックすると拡大されます)

チケットを求める人はどこでも真剣な表情。ダフ屋などはほとんど見られませんでした。

小中高等学校も臨時休校。ボランティアで参加した高校生は、手を振ってサポータの団体バスを迎えていました。

 カシマスタジアムへの道のりは徒歩で30分あまり。警察や警備員の物々しい警戒は気にはなりますが、赤いTシャツのボタンティアの方々の笑顔が、サポータを温かく迎えてくれました。
 延べ695名のボランティが活動しています。W杯カシマ開催の最大の功労者は、こうしたボランティアの人たちかも知れないと実感しました。
 アイルランドのサポーターもドイツのサポーターも混乱なく、スタジアムに移動しました。

クリックすると大きな写真が見られます
スタジアム前の広場で歓声を上げるアイルランドのサポーター。
(写真をクリックすると拡大されます)
クリックすると大きな写真が見られます
広場では御輿が繰り出しました。わっしょいのかけ声が、雰囲気を否応なしに盛り上げます。
(写真をクリックすると拡大されます)

売れ残りの入場券対販売対策として急遽設置されたチケット引き渡し所。

 6時半頃カシマスタジアム前に到着。正面の広場では、地元の伝統芸能や御輿が披露され、まさにお祭りフィーバー。W杯の楽しみ方は、単にサッカーを見ることだけではないと実感しました。
 売れ残りの入場券対販売対策として、急遽電話やインターネットによるチケットの販売が実施されました。当日は、700席が追加販売されました。
 交換所の場所がわかりにくいのが問題と思います。また外国サポーターの入場券トラブルが多く持ち込まれているようで、しっかりとした通訳の配置も不可欠です。


正面スタンドで記念撮影・井手県議
隣の列にはブラジルのジーコが、逆サイドにはドイツのベッケンバウワー(2006 FIFA WORLD CUP ドイツ組織委員会会長)の顔が見られました。
クリックすると大きな写真が見られます
試合開始直前には200発の花火が打ち上げられました。会場の雰囲気は最高潮に達しました。
(写真をクリックすると拡大されます)

 照明に明るく照らされたカシマの天然芝の美しさは喩えようのないものです。
 カシマスタジアムの美しさは、アイルランド、ドイツという世界のトップレベルのチームが激突する舞台に不足はありません。
 正面スタンドのVIPシートには、カシマの恩人ジーコが、考え深げに試合に見入っていました。反対サイドには、次回2006年ワールドカップの開催責任者・ドイツ組織委員会のベッケンバウワー会長が観戦していました。


ドイツサポータ席:1000名のサポーターが声援を送る。
(写真をクリックすると拡大されます)

メインスタンドほぼ中央から見た全景。
(写真をクリックすると拡大されます)
クリックすると大きな写真が見られます
8000人の大応援団を擁するアイルランドサポーター。
(写真をクリックすると拡大されます)

 緑の大応援が奇跡呼ぶ。後半ロスタイムでアイルランドが同点に持ち込む。
 スタンドは、アイルランドサポーターが数的にドイツを圧倒、アイリッシュグリーンのユニフォームがスタンドを埋めました。アイルランド側のサイドスタンドとバックスタンドの一部に陣取り、鳴り物を使っての応援はさながらホームゲームの様相。前半、ドイツのクローゼ選手に先制点を許しても、「オーレ、オーレ」の大合唱でチームを勇気づけました。
 終了間際、アイルランドの劇的な同点ゴールで、スタジアムは大歓声に包まれました。


「ありがとうございました」との声がさわやかに響き、試合終了後各ゲートでは、役員、ボタンティアが手を振って両国のサポータを送りだしました。
(写真をクリックすると拡大されます)

終了後、鹿島臨海鉄道カシマスタジアム駅跨線橋からスタジアム方面を撮す。退場は驚くほどスムーズに完了しました。混乱は全くといってなかった模様です。
(写真をクリックすると拡大されます)

 緑の大応援が奇跡呼ぶ。後半ロスタイムでアイルランドが同点に持ち込む。
 スタンドは、アイルランドサポーターが数的にドイツを圧倒、アイリッシュグリーンのユニフォームがスタンドを埋めました。アイルランド側のサイドスタンドとバックスタンドの一部に陣取り、鳴り物を使っての応援はさながらホームゲームの様相。前半、ドイツのクローゼ選手に先制点を許しても、「オーレ、オーレ」の大合唱でチームを勇気づけました。
 終了間際、アイルランドの劇的な同点ゴールで、スタジアムは大歓声に包まれました。

キャンプ村では国際友好のキャンプファイア

 午後11時過ぎ、観戦後シャトルバスに乗り込んだサポーターが、スタジアムからの4.5キロ離れた平井海岸のキャンプ村に到着しました。ドイツサポーターが30人、アイルランド39人、アメリカ2人、カナダ3人、インド人1人、クロアチア15人、ベルギー5人、メキシコ5人の計100人。この日は定員いっぱいの宿泊となりました。
 曜日が代わり、午前1時過ぎ、ドイツ人が積み上げた流木に持参の灯油をかけて点火。即席のキャンプファイアーとなりました。
 真夜中のうたげは、白々と夜が明け出した午前4時ごろまで続いたと報道されました。(井手県議も敷地外で様子を見ていましたが、さすがに午前1:30分頃にはホテルに引き上げました)
 アイルランドとドイツのフーリガン騒動が心配されたこの日の試合。キャンプ村は両国サポーターを隔離すべしと提案した井手県議の心配は、見事に杞憂に終わりました。

窃盗事件4件・被害額210万円

 W杯ドイツ対アイルランド戦があった鹿嶋市の県立カシマサッカースタジアム周辺で、屋台やバスチケット売り場など計4店から、計約210万円が相次いで盗まれ、県警が窃盗事件として捜査しています。
 県警総合警備本部によると、被害があったのはいずれもスタジアム前の「わいわい交流広場」にあったピザなどの屋台、ビールなどの屋台(鹿嶋市飲食店協同組合)、高速バスチケット売り場(近畿日本ツーリスト水戸支店)の3店と、スタジアム2階通路でビールなどを売っていた屋台の計4店舗です。


Webメニュー選択画像