高速道路を活用した
日立市の渋滞解消策の検討を求める署名
公害訴訟の結果、阪神高速道路の料金値下げを検討 ディーゼル車などが原因の浮遊粒子状物質(SPM)排出の一部差し止めを命じた2000年1月の「尼崎公害訴訟」神戸地裁判決を受け、阪神高速道路公団は、「環境ロードプライシング」を検討しています。
ロードプライシングは、自動車排ガス規制や交通渋滞緩和のため、通行車から料金を徴収するなどして交通量を削減する制度で、現在、シンガポールやオスロで既に実施され、実績を上げています。
同公団の検討は、住宅が密集し公害病患者が多い兵庫県尼崎市中心部を通る神戸線の交通量を減らし、並行する湾岸線に車を誘導することを目標に、@神戸線だけを値上げするA神戸線を値上げして湾岸線を値下げするB湾岸線だけを値下げする――の3案を検討してきました。
神戸線だけの値上げは、値上げを嫌った車が国道43号などにあふれ、公害が激化するので非現実的。湾岸線を値下げする方法を採用する方針です。
減収分については「国の政策で行う値下げなので、減収分を他の路線の利用者に転嫁するわけにはいかない」と国などに補てん措置を要望しています。
参考:阪神道路公団の環境ロードプライシング試行の概要
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