今年の初めに我が家に浄水器を入れた。実は3台目だ。 最初に入れたのはいつごろか記憶にない。多分15年以上前だった ように思う。 私はもともとあまり水を飲まない性質なので、当時浄水器を入れたから おしいくなったのかどうかはよく分からないままだった。。蛇口につける タイプのもので、半年に一度くらいフィルターが送られてくるものだ。家内が 勝手につけたものだ。そういえば家内もおいしい、おいしいと言って飲んでい たという記憶はない。 2台目は家を改築したときに、大工さんのすすめで少し大型のものにした。 一年に一度はフィルターを交換するものである。 このときは、最初はおいしい と思ったが、次第に感じなくなってしまった。一体不純物がどのくらい除去される のかなんてことも全く関心がなかった。 今年知人がきて、 「水を調べてあげるよ」 という一言がきっかけになった。水道水、浄水器を通した水を調べてもらった。 そして今の水道事情について勉強する機会があった。 「え 今の水って こんなになっているの」 あとは言葉にならなかった。水道水も、浄水器を通した水も、同じような透明な水 であったが、目に見えない 「何者か」 がいっぱい入っているのだ。 家内は二つ返事で、浄水器を交換することを決意した。今度のは、逆浸透膜を 使った方式のものだ。 これは現代で一番安全な水のようだ。飲んでみると 「これは うまいっ」 という水だ。どうも昔の人はこんな水を毎日飲んでいたのだようだ。 さて、それからはお米とぎからはじまって、食事関係全般その他もろもろに使って いる。家に来たお客さんも、お茶をださずに水を出すなんてことになってしまった。 もちろんお茶、コーヒーすべておいしくなった。生活全般が豊かになった気分である。 車で言えばベンツの高級車に乗っている感覚である。(あとは 続く) (99.9.30) |