言葉の難しさ

 ちょっと前の読売新聞に 中学の体育の教科書の英文表記が間違っているという記事があったのをお気づきだったでしょうか。 間違いを発見したのは 私の知人のSさんですが、内容は以下のようです。

 G社発行の中学体育の教科書の表紙に 「Love sports」 なる記載があったのです。 これは本来ならば「We love sports」なんでしょうが、 we を省略してしまって、love sports とすると、性行為を意味してしまうのです。 このことが判らなくて、堂々と全国にばらまかれてしまったのです。 まさに「お笑い草」といえますね。 まあ日本の英語力は この程度なんでしょうね。 来年度版は訂正になるんですって。 (すでに売ってしまったのは どうするんでしょうかね)

 私も笑えない話があります。 会社時代に全社運動で VD運動というのをやったことがあります。 ZD運動というのが一頃流行りました。 これは Zero Difect ですね。 VDは Value Development からとったものです。 会社を訪問した外人客に指摘されて はじめて VD が性病という意味があることを知りました。 全く赤面でした。 以後は ネーミングの時には必ず辞書を引くようになりました。

 日本語も外人にとって難しいようです。 この前ジョヴァンナに言われたのは 内 と 中 はおなじ「うち」「なか」と読むんだけれど どのような使い分けをするのか、どこで区別するのか という質問でした。 その場にいた人たちで、的確にこの質問に答えられる人はいませんでした。 いやー 日本語もむつかしいもんだ。

(2000.12.27)

  目次表示
  次の週
  前の週
  ホームページに戻る