2002年ラナイ島の旅

1日目
 ラナイナからのフェリーは予約だ。 昨年と同じ、12時45分。 駐車場もわかっているし、安心。 ラナイナは観光客がちらほら。 前日のバスケット、マウイインビテーショナルの応援団の姿はない。 フェリーも昨年と同じ。 運転手? の顔も見覚えがある。 海はなぎ。 行程は45分だ 。ラナイ島の海岸線と平行に走っていると、突然、船と海岸の間の海面に、 「いるか」 が同じ方向に飛び跳ねている。 一斉に視線が集まる。 10匹ほどの群れだ。 30秒くらいのうちに船に抜かれて見えなくなってしまった。 でも初めて 「いるか」 を見て興奮だ。 
 最初の宿泊はホテルラナイ。 昨年は泊まらなかったラナイ島第3の宿だ。 サンクスギビングの高いディナーを避けて、遅いランチで、間に合わそうという魂胆。 ホテルラナイのレストランはランチがないので、海岸のマレネベイホテルに戻ってランチをと思ったが、電話で聞いてもらったところ、午後3時半までとのこと。 これから連絡バスでは間に合わない。 それでは近いアットコエレだ。 行ってみたら、3時前だというのにレストランはもうディナーの準備でごった返している。 ゴルフ場のクラブならやっているかもと車で送ってくれる。 その間1分。 「あ OKだ」 ようやくランチにありつけた。 毎年、サンクスギビングの夕食は何かある。 おかげで、我ら一家だけ、ゆっくり遅いランチを楽しんだ。
 宿泊のホテルラナイは木造。 わずか10室くらいしかない。 食堂のにぎやかさを脇に、子供が寝てから持参のワインでおしゃべり。 ゆっくり休む。
 
2日目
 ホテルは朝食つきだ。 朝食といっても質素なコンチネンタル。 セルフサービス。 でも自家製のパンがおいしい。
 連絡バスで、マレネベイホテルへゆく。 ここは宿泊ではないので、プールの利用ができない。 海岸はOK。 昼はプールサイドのスナックで。 ゆったりしてホテルに戻り、アットコエレでパターゴルフ。 
 夕食はホテルラナイのレストラン。 ここのシェフはイタリア料理が得意らしく、魚介の料理が多い。 味付けもうまい。 満腹だ。 レストランの片隅のバーでは地元の人たちも来ていて、話に花が咲いている。 この町では、パブリックの飲み屋はここだけみたい。

3日目
 ホテルラナイの同じ朝食。 でも出されているパンの種類が違っている。 ホテルラナイは質素な山小屋風。 タオル、石けん以外は何も置いていないが、家庭的で落ち着ける。 またそれだけ料金も安い。 部屋はテラスがついていて、部屋から直接庭に出られる。 必要な品物は、町のコンビニに行けばいいので、不便はない。 コンビニまでは2分も歩けばいい。 それにほかのホテルまでのシャトルバスも頻繁にある。
 昼前にはチェックアウト。 ホテルアットコエレまで歩いて20分くらいだ。 みんなで荷物を持って歩くことになった。 しゃべりながら歩いたらすぐだ。 昨年も泊まったし、前日も来ているので、慣れたもんだ。 チェックイン時間前だったが、ちょうど一部屋空いていて、ラッキー。
 今回はスイートを予約したというので、期待していったら、ちょうど玄関の真上の部屋。 部屋から進入道路が丸見えで、すばらしい部屋だ。 そこに荷物を置いてレストランで昼食。 地元の子供たちがフラダンスの実演。 これはサービスなんだな。 みんなまるまるとしていてかわいい。なにか得した気分になった。
 午後は自由時間。 プールや、パターゴルフ、読書、昼寝と思い思いに過ごす。 夕方、庭の池のそばで、結婚式をやっている。 写真を撮ってみた。
 さて、ディナーは、一応、襟付きのシャツ、ズボン、靴という出で立ち。 思い思いに頼んだが、ここのディナーは量は少ない。どちらかというと老人向きか。 ウエイトレスが太ったローカルのおばさん。 元気はいいが、忘れっぽくていい加減。 でも憎めないんだ。 ピアノの弾き語りのおじさん、けっこううまいよ。

4日目
 日曜日なので、朝昼兼用の食事。 さすがここのレストランはバイキングなんてのはやっていない。 ちゃんとしたオーダーが必要だ。 パンはどれもおいしい。 ロビーでのんびりして、11時チェックアウト。 それまでに子供たちはまたプールだ。
 「またおいでよ」 という言葉に送られて、フェリー乗り場行きのバスに乗る。 バスに乗ってから、「あ チップ忘れた」とは息子夫婦たち。 海はなぎだ。 帰りのフェリーでは、いるかは見られなかった。
 のんびり、なにも考えなかったラナイ島の3泊4日であった。

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