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| 昭和○○年、息子を出産した。 |
| 予定日より一ヶ月早い出産だったが2700gもあり元気で保育器からもすぐに出られた。 |
| ところが4月末の予定日だったのを3月末に産んでしまった私は家族から |
| 『あと3日,我慢すればよかったのに!』と責められた。 |
| この早産劇のおかげで息子は一年早く就学せねばならず、体も頭もついていけるかどうか |
| 心配だらけの育児が始まった。 |
| ちなみに娘はもっと早産だったが8月生まれなので私が責められることはなかった。 |
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| ★神様、願いを叶えてくれてありがとう! |
赤ちゃんから保育園の頃 |
| 健康優良児だった夫婦に授かった子供達にしては、よくもこう病気になるもんだ。 |
| 熱を出すなんて日常茶飯事(それも39度〜40度)。これは小学校時代まで続き |
| 学校からの連絡で何度迎えに行ったことか・・・・・ |
| 小児科はもちろん、眼科、耳鼻科、皮膚科、等など病院とは縁が切れなかった。 |
| 口内炎がひどく、哺乳瓶が吸えなくなり体重が減少したら入院と言われ何時間もかけて |
| スポイトでミルクを流し込んだ。 気管支炎の時は寝かせると苦しそうなので夫婦で |
| かわりばんこに抱っこして夜を明かした。 |
| そして神に祈った。『バカでもいい! 丈夫な子に育ってほしい』 と……… |
| 願いは………(忠実に)……………叶った! |
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| 昼寝の嫌いな息子はお昼寝タイムのある保育園が嫌いだった。 |
| 出かける頃になると『このおくつは小さいから歩けない…』 |
| 翌日も同じ靴をはいて『このおくつは大きいからダメだ…』と言い張る。 |
| おぉ、立派な登園拒否だ。 |
| 仕事に行かなくてはならない私は心を鬼にして保育園に預ける。 |
| そして夕方迎えに行くと『遅かったじゃないか!』と息子に怒られる。 |
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| テレビを見ている息子に『ごはんよ〜』と呼んでもなかなか来ない。 |
| 大きな声を出したらやっときた。 『呼ばれたらすぐに飛んできなさい!』と私が叱ると |
| 『羽も無いのに飛べないでしょうよ。』と息子が反抗する。 |
| それだけだったらまだ可愛いのに |
| 『ママは飛べるのけ? そんなら飛んでみせてよ。』と追い討ちをかける。 |
| 頭にきた私は『もう、ごはんなんて食べさせないから!』と親としてあるまじき発言を… |
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| 子供たちが寝転んでテレビを見ていた。 |
| 突然、息子が妹の顔にお尻を乗せて大きなおならを発射。 |
| 娘は泣き叫ぶし、見ていた私も予想できない行動に唖然… しかし、ここで許すわけには |
| いかないと逃げる息子を追い掛け回し、やっと馬乗りになって押さえつけた。 |
| 娘に『早くここに来ておならしなさぁ――い。』と声をかけると |
| 『わたし、おなら出ないもん。』 そんなぁ〜〜〜〜 |
| それを聞いた息子が鬼の首でも捕ったかのように |
| 『ほらな!出そうと思って出るおならは立派なんだぞ!』と威張る。 |
| そんな話、聞いたことも無いけど…まぁいいや! |
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| 子供が小学校を卒業するまで私達夫婦は子供たちの為に多大な労力と時間を献上した。 |
| 土日はあちこち出かけて遊びまくり、夏休みともなれば遠出の旅行を楽しんだ。 |
| 北海道、四国、九州と日本国中(?)見せてまわった。 |
| そしてビデオと写真をとりまくり記録を残した。 |
| 将来、子供が反抗期になった時、修復の薬になるかもしれないと…・ |
| 反抗期の息子に試してみた。 |
| 結果……貴重な記録には目もくれず |
| 『ふん、くだらない。愛情の押し売りはごめんだぜ!』と一蹴された。 |
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| 「虫歯は母親の責任」というポリシーのもと、いやがる子供を押さえつけてまで歯磨きを |
| 実践。 そのおかげで息子の小学校の卒業式に市から『虫歯ゼロ賞』という賞状と盾を |
| いただいた。 ところが中学生ともなると歯磨きなんて母親の監督下にない。 |
| 歯磨きもせず妹に『くさい・くさい攻撃だぁ!』と息を吹きかける息子に |
| 『歯は大事だよ。将来好きな人ができてチューしよう思っても汚い歯では嫌われるよ!』と |
| 説教してやった。 息子曰く、『そんなもん、一生しねぇよぉ。』 |
| ふ〜ん、しないんだぁ〜。悪いけどお母さんは記憶力いいからね。よぉく覚えておこう…・ |
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| 日頃から子供の質問にはきちんと答えるよう努力していた。 |
| ある日、娘から『私はママから生まれたからママに似てるのはわかるけど、どうして |
| お兄ちゃんはパパから生まれたわけでもないのにパパに似てるの?』と質問された。 |
| 突然の質問にきちんとした答えなど見つかるはずもなく、 |
| 『ほんとだねぇ〜、不思議だね、同じ家に住んでいて同じ空気吸ってると似てきちゃう |
| んじゃない』と答えた私・・ こんな性教育があっていいんだろうか・・ |
| それでもすぐに納得してくれるほど娘が幼くてよかったぁ! |
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| 息子がなかなか勉強しないので少し一緒に勉強をみてやることにした。 |
| 予定では仲良く勉強して終わったらおいしいおやつでも一緒に・・のはずだったが |
| やってるうちにムードは険悪。さっき教えたでしょ!、こんなのもわかんないの?、と |
| 言葉がきつくなり、息子も鉛筆をほうり投げて泣き出す始末。 |
| 私も反省して翌日は”今日こそは平和に”を合い言葉に始まるが結果は同じ。 |
| 毎日のやりとりを静観していた夫が『頭がよくなる前に性格が悪くなるよ。もういいから |
| 塾に入れてくれる?』だって。 |
| 私だってもうごめんよぉ〜。 これにて私の家庭教師はあえなく終了。 |
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