カシマスタジアム新築?改築?

 Copyright Yoshihiro IDE (e-mail:y_ide@jsdi.or.jp) 最終更新日:1996/OCT/26

ワールドカップの開催条件

 1996年5月31日、国際サッカー協会(FIFA)の理事会で2002年ワールドカップの日本・韓国共同開催が決定した。
 ワールドカップの茨城県への招致に関しては、いち早く県立カシマサッカースタジアムでの開催に向けて県民上げての運動が高まっていた。
 日韓共同開催が決定した現在、そのカシマサッカースタジアムの具体的改修計画が大きな注目を浴びている。
 茨城県サッカー協会や地元鹿島市から、「現スタジアムを改修するのではなく、新しいサッカー場を建設した方が良いのではないか」との要望や意見が寄せられた。
 県は、カシマサッカースタジアム整備検討委員会を設置し、改修か新築か、その具体的な整備計画を検討することになった。

 このページは、FIFAが決めたワールドカップ対応のスタジアムの規格について紹介する。

資料提供:茨城県企画部地域振興室計画調整課
カシマサッカースタジアム整備検討委員会

スタジアムの規格

最低40,000人予選リーグ(開幕戦を除く)、
決勝トーナメント1回戦及び準々決勝
最低60,000人開幕戦・準決勝・決勝

観客席の規格
観客席は、番号のついた個席とし、スタンド及び報道関係者席は屋根の下とする。観客席の第一列目はピッチ・レベル(グランドの高さ)より2.5m高くなければならない。

特別必要条件

照明・拡声装置その他

ドーピング・コントロール
 最新の設備を完備したドーピング・コントロール室を設置すること。
 各スタジアムには、選手用更衣室の近くに次の施設を設置すること。

報道関係に対する要求事項
40,000〜60,000〜決勝戦
プレイスタンド
レポーター席総数
以上の内、机と電話のついた席数
 
600
400
 
l,l00
600
 
l,750
l,000
テレビ・ラジオ実況放送席(各3席ずつ)l40 l70 
スタンド内カメラマン席
(フィールド内とは別、視界が妨げられない場所)
l00l50 
報道関係者ワーキング・エリア収容人数
(スタジアム内または周辺)
350600 
通信用エリア
電話ボックス
利用者制限のある公衆電話
ファックス
写真電送設備
暗室(電気・水道付き)
 
30
20
l5

 
60
30
20

l0
 
レポーター用ブリーフィング・ルーム
通訳サービス付きラジオ、テレビ
クローズドサーキットテレビ回線
(通択用キャビン3室と机5人分)
報道関係者ワーキング・エリアに設置のこと
    
更衣室に隣接したミックス・ゾーンl,000u l,200u 
テレビインタビュー用スタジオ50u50u  
ラジオインタビュー用スタジオ30u30u  
報道関係者用バー又はカフェテリア
(ワーキング・エリアに)
2×50u3×50u 
トイレ、洗面所   
特定スポンサー用の倉庫   
特定国用テレビ放送用のための特別な設備
(形態によるが、例えはゴールライン後側など)
   



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