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 Copyright Yoshihiro IDE (e-mail:y_ide@jsdi.or.jp) 最終更新日:1997/MAY/17


AMI社進出に関しての反対陳情

(AMI社進出に関してのホームページ)

平成9年3月26日

大野地区の自然、環境、優良農地を守る陳情

 茨城県知事 橋本 昌殿

 桜花の候、貴職におかれましては、益々清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、寝耳に水の如く沸き起こりました米国企業(AMI社の大規模複合店鋪)の大野地区への進出計画。我々の住んでいる地域と、日本の農業政策、農業振興農用地が大きく変わろうとしています。今、AMI社が進出を計画している土地は、現日本の法律では、絶対に農地転用が出来ない農業振興農用地で有ります。我々の農業振興農用地は10年の歳月と事業費15億2千万円を以て基盤整備を進めている所です。面整備も終わり、本換地(登記)を待つばかりです。AMI社は日本国の法律、文化を無視し、米国政府の後ろ盾を求め、強引に農業振興農用地の解除を押し進めています。この様な状況の中、この計画につきまして、我々は度重なる話し合いの結果、次の理由により反対する事に致しました。

    1、優良農地の確保と後世への継承
    2、自然環境の保護
    3、住生活、環境の保全
    4、圃場整備事業の遂行
    5、町の長期計画構想の良識ある実行
    6、農業振興農用地の例外適用による、町行政の無秩序な開発の防止
 主な理由は、掲示した通りですが、まだまだ問題は有り断固受け入れは出来ません。AMI社の大規模複合店舗建設予定地は、基盤整備事業のお陰で優良農地に生まれ変わり、地権者が耕作しなくとも、生産組合、大規模農家の人が、作業請け負い、耕地賃貸契約で100%近く農地として活用し、生産緑地の大切な土地になっています。大野土地改良区156haの土地も、日本人の食科の一部を生産しています。日本の農業、食料を守っている小さな土地、この集合が我々の、日本国民の主権、我々の安心を約束しています。

 我々は開発より自然の豊かさ、大地の大切さを求めます。

 我々地権者、地域住民の願いを受け止め、日本国の法律遵守と、乱開発防止、AMI社大規模複合店舗の建設を許可しない様、切にお願い申し上げます。

        茨城県北相馬郡守容町野木崎511
        大野土地改良区内
        大野地区の自然、環境、優良農地を守る会
        代表 浅川 利夫 他382名
        (守谷町木崎1121の2 電話0297-48-3501)

参考:開発区域の概況

 

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