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予算決算特別委員会で橋本知事らに質問

行財政改革推進に「業務仕分け」導入を提案
 10月19日、井手よしひろ県議は、予算決算特別委員会の補正予算関連の質疑に立ち、橋本昌知事をはじめ川俣教育長、総務部長、企画部長、生活環境部長らに行財政改革の推進やIT化の推進、地球温暖化対策、神栖市のヒ素汚染被害者への対応、県北学習センター整備の方向性などについて質問しました。
 橋本知事には、歳出構造見直しの具体策として「事業仕分け」の導入を提案しました。橋本知事は、他県の例などを引きながら導入の成果がまだ具体的には検証されていないとして、早急な導入に慎重な姿勢を示しましたが、井手県議の再質問により、千葉県での実施例などを具体的に検証することを明言しました。
 さらに、井手県議は、インターネットのメールマガジンやブログを活用して、知事の生の声を県民に伝える努力をすべきであると提案しました。知事は、個人のホームページの更新が疎かになっていたことを反省し、きめこまやかな情報発信を検討すると答弁しました。
 企画部長とのやり取りでは、いばらきブロードバンドネットワーク(IBBN)の導入によって、年間3億円以上の経費の削減ができていることが報告されました。また、井手県議は統合型GIS整備や県の情報化最高責任者(CIO)の設置について、早期の取り組みを強く要望しました。
 生活環境部長に提案した「いばらき防災ポータルサイト」の創設に関しては、県のホームページのトップページを活用して具体的な検討に入ることを明らかにしました。また、地球温暖化対策の一環として、この夏実施したクールビズの効果について、県庁舎の電気代を3%〜9%削減する効果があったことを報告しました。さらに、生活環境部長は神栖市のヒ素汚染問題では、原因者の特定や犯罪性に有無にとらわれず、国に対して被害者の補償も含むしっかりとした対応策を求めていく姿勢を改めて強調しました。
 最後に教育長に、県北生涯学習センターの特徴や事業の内容について質問しました。県北学習センターは、規模的には既存のセンターの3分の2程度の広さですが、隣接するゆうゆう十王の調理施設、講堂などを無償で借用し、事業の展開を図る方針を示しました。
予算決算特別委員会での質問事項
1.生活者の視点からの県政運営について
  (1)事業仕分けの手法による行財政改革(総務部長、知事)
  (2)情報発信機能の充実(知事)
2.茨城県のIT化推進の現状と課題について
  (1)IBBNの利用状況と導入の成果(企画部長)
  (2)統合型GIS整備の方向性(企画部長)
  (3)県の情報化最高責任者(CIO)制度の早期導入(企画部長)
  (4)防災関連ポータルサイトの公開(生活環境部長)
3.地球温暖化対策について(生活環境部長)
  (1)県庁エコ・オフィスプランの進捗状況
  (2)クールビズの導入効果とウォームビズへの対応
4.神栖市内のヒ素汚染対策について(生活環境部長)
5.教育現場での諸課題について(教育長)
  (1)県北生涯学習センターの整備進捗状況
  (2)教科書採択地区の細分化
 井手よしひろ県議の橋本知事に対する質疑の模様(MP3形式)