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茨城県議会議員 井手よしひろ (e-mail:master@y-ide.com)

3月31日、日立電鉄線77年の歴史に終止符。

 3月31日、日立市と常陸太田市を結ぶ日立電鉄線(鮎川〜常北太田、18.1キロ)が、遂に77年の歴史を閉じました。
 井手よしひろ県議は、午後10時前、最後の電車の終着駅となる大みか駅を訪れました。
 10時05分、松場社長以下日立電鉄の幹部社員が深々と最敬礼で電車を見送る中、常北太田行きの最終電車がホームを滑り出していきます。拍手も蛍の光の音楽もない、静かな別れが一層寂しさを強調しています。
 10時40分には、鮎川発・大みか止まりの最終電車が、4分遅れで到着しました。ホームは別れを惜しむ電鉄ファンであふれかえっています。改札の職員さんが、「長い間ありがとうございました。切符は記念にお持ち帰りください」と、声をかけています。

最終電車の大みか駅への到着時の場内アナウンスを録音しました。(mp3形式245kの容量があります。再生できないときは右クリックから保存してデスクトップで再生してください)

 11時過ぎ、既に南高野駅の市道踏切では、鉄道軌道敷きをアスファルトで固め、線路をロープで封鎖する安全対策工事が始まっていました。日立電鉄線の復活を期待して、路線の保存を求める声があることは理解できます。しかし、道路の安全を確保し、少しでも渋滞を緩和させることは、事業者や行政の責任です。複雑な気持ちでカメラのシャッターを切りました。
(写真は、CANON EOS-D20で撮影しました。クリックするとより大きな画像をご覧になれます)

4月30日、日立電鉄線グッズの即売会を開催。

 3月31日で廃線となった日立電鉄線の車両部品や鉄道用品などの版売が4月30日、旧久慈浜駅構内で開催されました。
 午前10時の販売開始には、約150人が長い列をつくり、終日、約350人の鉄道ファンでにぎわいました。
 久しぶりに開放された久慈浜駅のホームには、4両の電車が止められ、その中で、つり革(1000円)、駅員の帽子(3000円)や制服(500円)、レール止めのクギ(100円)など75種類が並べられ、即売されました。サヨナラ電車のヘッドマーク、運転室のブレーキレバー、運転士の懐中時計などの人気用品は、1万から1万5000円の最低入札価格で、オークションが実施されました。一番人気のヘッドマークは最高5万6千円の値がつきました。この日一日で、総計270万円の売り上げがあり、職員を驚かせました。
 日立電鉄は既に4月中旬から、ホームページで常陸電鉄線の車両や電気設備などの引き取り手を募っています。日立電鉄は、鉄道事業の再開を否定しており、設備の売却について、半年ぐらいで一定のめどを付けたいとしています。
 ただ、事業整理が着々と進むことに、一部で反発も出ています。一部団体は、日立電鉄線の復活を前提に、設備や施設の早期廃止に異論を唱えています。沿線の高校の生徒会は日立電鉄に対し、販売会の開催を抗議しました。しかし、こうした動きは、地元住民運動の大きな広がりとはなっていません。高校生徒会の抗議についても、生徒会活動の一線を越えているのではないか、との批判の声が出ています。
 廃線が決まった以上、踏切の撤去や道路、信号の整備は速やかに進められるべきです。未だに、廃線となった踏切で一次停車する車両が多く、交通渋滞の要因となっています。
 一部の人が、日立電鉄という私企業の経営に対して、必要以上の干渉を行い、住民感覚と違った方向性の運動を行うことには多少の疑問を感じています。

参考:日立電鉄に関するブログ情報一覧

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