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魅力あるHPづくりの工夫
<公明新聞2002年10月1日付け6面に掲載>

 公明党議員が取り組んでいるホームページ(HP)開設に当たっては、多くの市民が継続して訪れてくれる魅力あるHPづくりが必要。そこで党内外で評価の高いHPを持つ井手義弘・茨城県議の作成の工夫を聞くとともに、政治家HPを採点するHP「開け電網政治の時代」をのぞいて、魅力あるHPづくりの秘けつを探ってみた。
 茨城県本部の井手義弘県議のホームページ「ホットラインひたち」(http://www.jsdi.or.jp/~y_ide/index.htm)は1996年4月15日に開設された。約5年後の昨年6月13日にアクセスが10万件を突破。その後も1日平均約130件のアクセスがあり、間もなく16万件を突破しようとしている。


 ――すごいアクセス数ですね。
 井手 ええ。やはり一番多いのは検索エンジンからのアクセスでしょう。どういうキーワードで検索エンジンに引っかかるようにするか、真剣に考えました。
 もう一つは、今、最も利用率の高い検索エンジン「ヤフー」に登録してもらおうと、HPの中にアドレスの違う“特集”をたくさんつくり、登録してもらいました。例えば「介護保険を考える」という特集をつくり、「介護保険」というキーワードでも私のHPに来てもらえるようにしました。

 ――「介護保険を考える」は人気です。
 井手 基本的にはローカル・データの力だと思います。例えば「介護保険利用者の満足度調査」。茨城県が実施した調査ですが、このデータを載せているHPはありません。介護保険は市町村が保険者ですので、県は公表にためらいがあるのでしょう。
 また「県内市町村の高齢者保険料の一覧表」。これは公明党の独自調査を基に作成したもので、公式な資料はないのです。
 結局、介護保険の総論を書いているHPはたくさんありますが、茨城県の実態について記載したHPとなると見当たらないのです。

 ――情報に価値があるということですね。
 井手 例えば“市内のどの道路をいつまでにどう造るのか”という情報は、住民には重要な情報ですが、意外に知らされていない。マスコミも取り上げない。そこで私は「地域の道づくり情報のページ」をつくりました。
 議員は市民が入手しにくい情報を先に得ることが多い。それをどう発信していくかが大事だと思います。
 またマスコミは一過性の情報発信が多いので、同じ情報を記載するだけで価値が生まれます。例えば茨城県議の所得や関連会社の報告は、毎年1回必ず新聞に掲載されますが、その1日だけです。私のHPには96年以来のデータが蓄積されていますので、過去に遡って見ることができます。

 ――再訪を増やすには更新が大事です。
 井手 私は自分で書くのが大原則です。自分で書けばよく更新ができ、タイムリーかつ長続きします。
 また過去の記載は一切削除していません。日記のようなつもりで新しい情報を次から次と載せているのです。あまり美しくないHPでも、更新を積み重ねれば力になる。自分が何をやってきているか表現できると思います。

 ――議員活動と同時進行のページも多いですね。
 井手 ええ。「茨城県のダイオキシン対策」では、高いがん発生率で不安が高まっていたごみ焼却場の問題を連続して取り上げ、多くのアクセスをいただきました。
 99年の東海村ウラン加工施設の事故の際につくった「JCO臨界事故アーカイブ」には、1日約7000件ものアクセスがありました。これらは県民とともに闘うためのページです。


 「テーマへの関心でHPにきてもらって、公明党の井手はこういうことをやっているのかと知っていただければ」という井手県議。「開け電網政治の時代」管理者氏は「ダイオキシン問題や介護保険など丁寧に説明し、全体に熱意を感じるHP」と評価している。
 県議会での質問原稿をアップして意見を求め、実際に原稿も修正したという井手県議。県民とともに政治に取り組む、ユニークなHPづくりが続いている。


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