日立の穴 第2号

−なんと茨城第一号のソムリエは日立にいた!−

日立市は人口の割にはハイレベルなレストランがないなあ、と、市民である私達は時々
感じるところであります。いつだったか茨城で初のソムリエが誕生した!という記事を
新聞で見たことがありました。自分とは無関係、なんて大して気にも留めなかったので
すが、日立市に居るということは!水戸じゃなかったんだ。            
そんな訳で『日立の穴』第2号は、日立市で活躍するソムリエに会ってまいりました。

『ソムリエ』とは何か?ご存じの方も多いかと思 いますが、簡単に書いておきます。ワイン・コー ディネーターとでも言いましょうか。この食事に はどんなワインが合うのか助けてくれる人です。 イメージとしては東京あたりの高級フランス料理 屋で厳しい男性が姿勢正しくかしこまっている様 なのが思い浮かびます。怖いですねえ。しかし、 私がお会いしたソムリエは華奢な美しい女性でし た。女性のソムリエはまだ少数です。なんでこん な田舎(失礼)にソムリエが。もったいない。お 聞きしてみました。
茨城初のソムリエ試験合格者である石橋靖子さん は、このレストレンオーナーの奥様。ソムリエだ からフランス料理人と結婚されたのか、と思いき や、その逆であることが分かりました。
もとより大学でフランス語の勉強をされていて、 フランスにも留学したりと、ワインには日常生活 から深い馴染みはあったそうです。そんな彼女に 紹介されたのがご主人。一緒にレストランをもり たてて行くのに、 ある日ふと「お客様にワインを お勧めするのにこんなに知識が無いなん ていけない!」と思った靖子さんは一念 発起。渋谷のワインスクールに通い、勉 強し、ソムリエ試験に合格してソムリエになってしまったのです。何も無理の ない流れの中でニコニコとソムリエになってしまった、うらやましいくらいの 運命の持ち主です。ワインを愛し、フランス料理を愛し、靖子さんにとっては自然な成 り行きなのです。「でもソムリエが勧めるワインって高価ですよね」バカ丸出しで聞い てみました。「そんなことはありませんよ。ワインにも色々な種類がありますから、お 客様の御予算にあわせてお選びすることができますよ。」それ なら、安心ですね。では、ついでにその他どんなことを ソムリエに言っておくといいのか聞いてみました。
「そうですね。お客様のお好み、やや甘口のものとか、酸味が穏かなものを とか。それからお飲みになれる量等も告げておくといいですね。 もちろんハーフボトルもグラスワインもご用意しております。種類は少し 限られてきますが、比較的リーズナブルで多くの方に飲みやすいものを そろえています。」あ、 ワインリストにありました。
グラスワイン。ボトルは赤、白それぞれ味わいのタイプ 別に書いてありますね?
「その方がお客様に分かりやすいと思いまして。」いい 考えですね。だってワインの名前なんて書いてあっても サッパリ分からないですからね。さすがに心使いが細や かです。ところで料理の方は、と。ソムリエがいるなん てコースでン万円とか通常ですが、『デュ・バブレン』 はディナーでも2人で東京の1人分以下の予算ですね。 これなら、記念日なんかで親や恋人に良い顔ができそうです。 最後にご主人にお料理のことを伺いました。オーソドックスなものにオリジナルを採り 入れて、というのがポリシー。1人の1〜1時間半に気持ちよく完食できる量を考えな がら作るそうです。お皿に乗って出てきたのはまるで絵のように華麗な料理です。女性 も目で満足、男性もお腹とお財布が満足うけあいです。潤いが少ないと思っていたわが 日立市も、ハイソサイティーになってきました。駅前通りを市民会館側に折れてずっと 行くと、『デュ・バブレン』のお魚マークのついた看板があります。
美人ソムリエがいるなんて、日立も捨てたもんでもない!


317 日立市若葉町3-9-4
tel : 0294-22-0304 fax : 0294-22-0305
free dial : 0120-080306

『デュ・バブレン』ホームページへ


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