■作品No.46 自宅の庭  

早いもので、わが娘も小学3年生になった。
今年は東京オリンピックが期待されていたが、「新型コロナウイルス」のパンデミックがおきてオリンピックは早々に延期。4月7日には緊急事態宣言が発令され、せっかくの新学期は休校したままGWに入った。…という訳で、久々に娘と一緒に庭で絵を描いてみた。



■作品No.45 成田山・新勝寺  

今年の正月は、成田山へ初詣に行った。
高速を降りると、すぐに渋滞。娘はか わいそうに、乗り物酔いで車内で嘔吐してしまった。その後も渋滞に耐え、慣れない場所で駐車場を探し、やっとこさ車を止めた後は、参道に立ち並ぶ屋台や土産屋の誘惑と闘った。ごった返す人波にもみにもまれ、さんざん並んでくたびれて、やっとの思いで辿り着いた先で、賽銭箱に5円玉をポイ。
まったくもう、疲れたぜ。



■作品No.44 SL・奥久慈清流ライン号  

オレの幼い娘は、女の子なのに何故か「機関車トーマス」に夢中。頭ん中は、もうトーマスだらけだ。
機関車トーマスは、オレもなかなか気に入っている。なんたって、子供の頃はオレも絵本でお世話になったんだ。
それに、自然がいっぱいの絵柄がキレイだし、物語もシンプルに出来ている。
…と、話がそれたが、こちらは去年、水郡線を走った本物のSL。奥久慈・清流ライン号ってんだけど、やっぱり本物はすごい迫力だったよ。水郡線は、大子の方まで行くと、車窓からなかなかの絶景が楽しめる。時間のある人にはオススメ。



■作品No.43 旧・上岡小学校〜大子・さとやま学校(2)〜  

この廊下を見るだけで、子供がはしゃぎまわったり、先生が悪ガキを叱ったり、隣の教室のざわめきが聞こえてきたり…なんて光景を想像しちゃうよね。
閉校しちゃうなんて、もったいねえ。
「コレも時代さ…。」で片付けちゃっては、あまりにも、もったいねえ。



■作品No.42 旧・上岡小学校〜大子・さとやま学校〜  

ここは、NHK朝の連続TV小説「おひさま」の舞台として有名になった小学校。建物の外観もそうだが、中に入ると懐かしい雰囲気がたっぷりだ。何たって明治時代の建物で、平成13年まで使ってたシロモノだそうな。
みんな、現代社会にくたびれちまった時には、ひとっ走り行ってみな。「手造りの味」がたっぷり満喫できるからさ。



■作品No.41 大洗水族館のハタ  

先日、気晴らしに大洗水族館へ行ってみた。震災後のオープンで、しばらく無料開放やってたんだ。イルカショーは行列待ちで諦めたけど、なかなか楽しめた。それにしても、このテキトーな絵は何だ。。。まっ、長い道のりには、いいのもあれば悪いのもあるよな。



■作品No.40 水車小屋〜大子・月待の滝〜  

「月待の滝」は国道118号を北上し、大子の町を過ぎてから右の方へ入っていくと見つかる。大子と言えば「袋田の滝」が有名だが、オレはこの「月待の滝」も結構好きなんだ。最近は観光客も増えたようだが、こじんまりしてて、穴場っぽくていい。この水車小屋の中では、蕎麦を打っている。ドライブがてらにちょっと立ち寄って、滝を見ながら蕎麦でも食ってりゃ、もうそれだけで幸せってもんさ。



■作品No.39 好文亭茶室待合・偕楽園  

好文亭の西北の一角に茶室(何陋庵:かろうあん)がある。好文亭の玄関から迂回路を通り、露地門を抜けて行くと茶室の待合がある。待合に腰を下ろすと、それまで通ってきた迂回路と露地門が真正面に見える。
竹垣に囲まれた小道の佇まいが、何とも和風でいいじゃねえか。ああ、風流だねえ…。



■作品No.38 好文茶屋・偕楽園(2)  

梅祭りの最中、好文茶屋の裏手には屋台がいっぱい立ち並ぶ。定番の焼きそば、たこ焼きetc...の他、ご当地B級グルメなどなど。中でもお勧めなのは、水戸名物の「梅ふくさ」だ。梅を使った和菓子だが、甘いのに食べ終わりがさっぱりしていて、おいしいよ。こうして屋台を覗きつつ、好文茶屋の裏手に廻ると、絵のような梅の花を発見したので、ちょっと描いてみた。実際は白梅だが、目立つように紅梅にしちまった。あしからず―。



■作品No.37 好文亭・偕楽園(2)  

偕楽園は今、梅祭りの最中だ。この時の梅はまだ5分咲きで、見ごろは今週から来週末あたりにかけてかな。
…という訳で、梅の花を絵に描く気にもならず、またしても好文亭を描いてみた。庭園の奥に佇む好文亭は、季節によって様々な表情を見せる。まっ、富士山みたいなモンだが、次に描くときはその辺を意識して描いてみよう。
そういや、花見をしてる人たちに混じって、ひとり画家さんが好文亭を描いていたっけ。人目も気にせずサッサっとデッサンをする様子が、かっこよかった。



■作品No.36 泉町會館  

水戸駅北口から国道50号を赤塚方面へ真っ直ぐ行くと、大工町の手前に泉町會館がある。泉町近辺の商店街には、このようなレトロな建物が比較的残っている気がする。この建物は、おそらく町内会あたりが使ってんだろうな。去年の黄門祭りの時、それらしき人たちが中で楽しそうにビールを飲んでるのが印象深かった。



■作品No.35 奥さまの実家  

ずいぶん久々の更新となってしまった。この半年は、何だかんだと忙しく、お絵描きをサボってしまった。年も変わって心機一転、まずは嫁さんの実家を描いてみた。絵を描くのはやっぱり楽しいモンである。「コレで勢いがつけばなあ…」と思いながら描いた一作。このサイトで紹介したい水戸の名所、まだまだたくさんある。絵はがき作りは、生涯オレの趣味になりそうだな。



■作品No.34 潮来あやめ園の太鼓橋  

潮来あやめ園は、今年の6月に初めて行った。ちょうど「あやめ祭り」をやっていたので行ったわけだが、コレがなかなか良かったんだ。園内はこじんまりとしている印象だが、コレは絵のような太鼓橋や船着場など、限られたスペースに構造物がたくさんあるせいかも。
それはさておき、あやめを見るなら、やはり昼間がいいのだろうが、個人的には夕方をお勧めする。園内至る所にかけられた提灯に、いっせいに灯がともり、何とも幻想的な空間になるんだ。



■作品No.33 茶室燐閣の外壁  

燐閣は、このような外壁によって囲まれている。奥の方からお侍さんでも出てきそうだ。こういうの、マジでかっこいい。本当にかっこいい。最高に、かっこいい。



■作品No.32 鶴ヶ城茶室・燐閣の寄付  

鶴ヶ城には、「燐閣」という茶室がある。この場合「茶室」と言っても単なる部屋ではなく、外壁で囲まれたエリアの中に、寄付・待合・茶室…と、それぞれ独立した建物がある。この絵の建物は「寄付」。「寄付」の細かいうんちくは知らないが、何かいい。



■作品No.31 会津若松・鶴ヶ城  

会津若松のシンボル・鶴ヶ城。ウチは両親が会津出身のため、ガキの頃からよく行っていた。会津の町並みも、今は昔に比べて随分変わってしまった気がする。大きなバイパスが出来て、全国チェーンの大型店舗やコンビニなどが立ち並ぶ光景は地方都市の典型だが、会津には、この鶴ヶ城が象徴するように、いつまでも風光明媚な町であって欲しいな。



■作品No.30 もみじ台の休憩所  

この作品は「絵はがきの作り方」で取り上げている。改めて言うことは無いが、秋になったらもう一度同じ景色を描いてみよう。そういや、秋の作品が全くないなー。



■作品No.29 祇園寺  

祇園寺には、親父の墓がある。ゆったりと流れる那珂川を背に七曲坂を登ってゆくと、すぐ祇園寺の墓地裏にでる。ウチの犬は、七曲坂のふもとまで行くと、必ずこの坂を上って祇園寺へ向かう。「犬は主人を忘れない。」とはよく言ったモンだよな。「祇園寺→保和苑→水戸八幡宮」で、愛犬と一緒にちょっとした「名所巡り」の出来上がり。



■作品No.28 水戸八幡宮の参道  

水戸八幡宮の参道。太郎坂のふもとから、長い急な階段を上っていくと、水戸八幡宮の参道が見えてくる。この絵は、灯篭の並びで奥行き感を出すのが難しかったなー。
この参道から右へ曲がり、杉林の並木道を通っていくと、「烈公御涼所」に抜けられる。



■作品No.27 千波大橋  

千波湖畔から見た千波大橋。JR常磐線を跨いで、水戸駅の北口側と南口側を結ぶ。水戸に住む人なら誰でも通っている場所だ。この橋から眺める千波湖は、水戸でも有数の「ナイス・ビュー」。



■作品No.26 好文茶屋  

千波湖畔にあるお茶屋さん。純和風の建物が、偕楽園とマッチしていてなかなか好きだ。この絵は、真冬の夕方のモノなので、かなり寒そうな感じになってしまった。ちなみに最近、すぐ傍に新しいカフェが出来たんだけど、あまりに洗練された建物で、ちょっとミスマッチのような気がすんだよな…。



■作品No.25 筑波山神社  

筑波山は、水戸市から車でおよそ1時間。この神社は山の中腹部にあり、付近には温泉宿が立ち並ぶ。筑波山に温泉があるとは知らなかったなー。 また、山頂へはレトロな「ケーブルカー」か「ロープウェイ」で行くことが出来る。関東平野を一望することが可能。



■作品No.24 実家の竹垣  

ウチの実家には、玄関と庭を仕切っている竹垣がある。古くなっていたので組直しした訳だが、コレが案外よく出来た。棕櫚縄を買ってきて、「いぼ結び」なる結び方を習得の上、四苦八苦しながらようやく完成。竹の節目をずらしながら組むと格好がいいらしい。    



■作品No.23 秘湯・不動湯温泉(2)〜福島〜  

不動湯温泉は、秘湯の名の通りとんでもない所にある。何しろ、玄関のある本館から風呂場へ行くのに、崖みたいに急な階段の廊下をずっと下っていかなくちゃならない。
まあとにかくこの旅館は、玄関に入った瞬間から胸が躍ったよ。この絵の建物の中には、風呂場がある。さらにこの下を下っていくと、沢の傍に露天風呂がある。まさしく山奥の秘湯だ。少々汚れてようが古かろうが、替え難い味があるんだ。    



■作品No.22 土湯温泉郷〜福島〜  

温泉街の雰囲気は、やはり独特のモノがある。道路わきに並ぶ土産屋さんも、どれをとっても絵になる。コンビニだの大型店舗だの何だのが氾濫してる今の町並みは、どこへ行っても一緒で全然おもしくねえ…と思う。「じゃあ、お前コンビニ行ったことねぇのかよ!?」なんて突っかかられても、困っちゃうけどさ。    



■作品No.21 秘湯・不動湯温泉(1)〜福島〜  

コレは、一番の力作かも。何たって、建物が大正時代のモノだそうな。おのずと気合を入れて描いた。中にいるおばあちゃんが「古いものを守っていくのは大変なのよ〜。」と言っていたのが印象に残る。あまりの感動に、後日この絵はがきを温泉に送ってしまった。絵はがきは、やはり実用的でいい。    



■作品No.20 富士屋旅館〜福島〜  

福島県の土湯温泉郷にある旅館。ココに泊まったわけでもねぇのに「こっちの方が描きやすそうだな…。」という事で、自分が泊まった所よりこっちを描いた。温泉街の雰囲気って、日本っぽくてやっぱり好きなんだ。    



■作品No.19 千波湖畔の太鼓橋  

水戸市街地のすぐ傍に「千波湖」という湖がある。地元の人なら誰でも知っているが、このあたりの公園は偕楽園へも繋がっていて、かなりの規模の都市公園になっている。一説によれば、アメリカの「セントラル・パーク」と双璧をなす規模なのだとか。    



■作品No.18 国道349号の夕暮れ  

犬の散歩コースからの一枚。夕日があたるビルの壁面がうまく描ければ、夕暮れの雰囲気が出せると思ったが、うまくいかなかった。こういうありふれたビルだの何だのは、描いてても何だか調子がのらない。でも、何でもない景色に目を注ぐだけで、面白い発見がある事もある。身の周りで楽しむには、ちょっと自分が変わればいいんだ。    



■作品No.17 架け替えを待つ水府橋  

日立方面から水戸の市街地に入る直前、那珂川に架かるこの水府橋がある。供用開始から何年経ってるか知らないが、目下すぐ傍で新橋の建設工事のまっ最中。こういうトラス橋も、今では珍しくなった気がする。もったいないけど、コレも橋の運命、橋の寿命さ…と妙に自分を納得させるのであった。



■作品No.16 好文亭・偕楽園  

偕楽園にある「好文亭」。好文亭は、外見は2階建てだが、中は3階建てになっている。素晴らしい襖絵がたくさんある他、建築構造上の工夫がたくさんあって、昔の人たちの遊び心を偲ばせる。3階から望む千波湖と水戸市街地の眺めは、なかなかの絶景だ。またこの絵は、親父が息を引き取る直前に、ずっと傍で描いていたモノだ。何となく忘れられない一枚。



■作品No.15 実家  

病室で誕生日を迎えた親父に、この絵をプレゼントした。しかし、その3日後に親父は亡くなった。この絵だけは、今も額に入れて飾ってある。



■作品No.14 八幡池の鯉  

犬の散歩コースに、八幡池というのがある。浅くて小さい池だが、湧き水のため透明度はかなり高い。でかいコイが悠然と泳いでるさまは、いつ見ても飽きないんだ。



■作品No.13 救急病棟の玄関  

「眠れない…。」という事でまた一枚。返す返すも、こんな絵描いて喜んでる人も珍しいだろうな。



■作品No.12 八幡宮の烈公御涼所  

八幡宮本堂に向かう参道から右に向かっていくと、烈公御涼所がある。元旦には、この鳥居の下から御来光が拝める。「初日出御来迎清祓式」は元旦の午前6:45分から。



■作品No.11 叔父の犬  

親父の癌騒動によって、叔父・叔母達とは以前に増してずいぶん会う機会が増えた。この犬は、福島にいる叔父の犬で、マメ芝の「マル」。何か覗いてる様子がかわいかった。



■作品No.10 ナース・ステーション  

親父と病室に泊まっていた頃は、眠れない日々が多く、気晴らしに始めた絵はがきにのめり込んだ。「何でも構わねえから、絵でも書くか…。」と思い立って真夜中に描いたのが何故かコレだ。こんなの描いたの、日本広しと言えどオレひとりじゃねえかな??ちなみにこの絵は、構図的に一番描きずらかった。



■作品No.9 偕楽園のみやげ屋  

生前の父を見舞いに来た叔父達と、皆で偕楽園へ散歩に行った。近所にこんな庭園があるなんて、ナイスだよなあ。この絵は、偕楽園の東門前にあるみやげ屋だ。みんなでプラムを買ってほおばったのが懐かしい。



■作品No.8 八幡宮の拝殿と桜  

春の八幡宮。春はこの大きな桜の木が満開になり、華やかな雰囲気になる。桜の後ろの木は、樹齢700年の銀杏。国指定の天然記念物で、その名も「御神木御葉付公孫樹」というのだそうな。なんて読むんだ??



■作品No.7 病室から見た夕暮れ  

父の看病をしてた当時は、よく病室に一緒に泊まった。
病室から見えるモノに変わりは無いが、天候や時間帯によって、景色はさまざまな表情を見せる。
この頃は、怪しげなほど真っ赤で、でっかい夕焼けが多かった。



■作品No.6 那珂川の鮎釣り  

那珂川の鮎釣りは、初夏の風物詩だ。季節になると、あちこちで鮎釣り師が長尺の鮎竿を持って、川に入るのを見かける。那珂川の清流は、季節によってたくさんの恵みをもたらしてくれるんだ。



■作品No.5 桂岸寺の渡り廊下  

渡り廊下って、遊び心をくすぐられる気がして、なんだか好きだ。桂岸寺の渡り廊下は、本殿と住職さんのお住まい(なのかな?)を結んでいる。赤い木造の建築物と日本庭園は、何故なのかマッチするな。



■作品No.4 黄門様と助さん格さん  

水戸の桂岸寺にある水戸黄門と助さん格さんの石像。お三方とも、ちょっと畏まってますなあ…。3人の表情をじ〜っと見ていると、何だか「アホ3人衆」に見えてきちゃうのが痛い。黄門様、下手クソですいません。



■作品No.3 日本の夏・半被  

病棟のロビーにあるテーブルに、半被が飾ってあったので描いてみた。この絵を書き始めた頃から、日本の伝統的なアイテムに改めて惹かれるようになった。



■作品No.2 病院前のカーブ道  

病院を出て駐車場へ向かうとき、いつもこの景色を
見ていた。この道の歩道には植樹帯があり、親父の絵手紙のモチーフに草花を引っこ抜きにきていた。
カーブの向こうの並木道は、なかなかキレイだ。



■作品No.1 ベッドと竹  

記念すべき弟1作目。当時、ガンで入院中の親父が、毎日せっせと絵手紙を描いていたのを見て、一緒に描き出したのがきっかけだ。尺八の師範だった親父は、竹が好きだった。そこで、「厄払いに」と竹をベッドに縛ったのがこの時の絵。死に際に至っても、父には常にユーモアがあったのを思い出す。