ウミウ捕獲場
日立市十王町伊師644
日立市十王町伊師浜にある「ウミウの捕獲場」は、全国で唯一の鵜飼いに使われるウミウを捕獲し、全国の鵜飼い場に提供している施設です。全国11箇所にある鵜飼い地からの注文に応じて、年間40~50羽のウミウを捕獲しています。
ウミウの捕獲は、絶壁となっている崖の中腹に鳥家(とや)と呼ばれる隠れ小屋を設け、鳥家の外側に数匹のオトリのウミウを放し、オトリに誘われて舞い降りたウミウを、篠の先端にU字型に曲げた針金を取り付けた「かぎ棒」で鳥家に引き込みます。現在、このウミウの捕獲の伝統的な技術を伝承するのは根本弘幸さん一人で、新たに2名が日立市観光協会の職員として、その技術の習得を図っています。
現在の捕獲場は、従来あった施設が平成15年6月19日未明に、高波と風雨のために崖が崩落し消失したため、平成16年10月に全国の鵜観光地からの寄付金などによって再築されました。
平成18年夏より、捕獲期以外は鵜捕り場の見学が出来るようになりました。(公開期間:7月~9月および1月~3月の午前10時から午後2時まで、雨天や強風、高波時には公開中止)
電話番号:0294-22-3111(内線406)