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日立市にシニアのSOHO活動を支援するボランティア組織誕生

パソコンで雇用創出・日立の市民グループ

自治体IT講習を代行 独自のパソコン講習会 学校図書館支援など様々な事業展開を計画


シニアSOHO支援ボランティアの設立構想を語る吉沢準備会代表


「シニアSOHO普及サロン・三鷹」堀池代表理事
参考:シニアSOHO普及サロン・三鷹のHP


シニアSOHO支援ボランティアの設立を紹介する読売新聞

 長年企業や商売の中で培ったIT技術や仕事のノウハウを、地域社会に還元しようという高齢者中心のボランティアグループが、日立市に誕生しました。てはじめに、国や自治体の緊急総合雇用対策を活用して、パソコンで雇用の場の創出を目指します。

 このグループの仕掛け役は、長年、市民グループ活動に携わってきた日立市多賀図書館の会沢由友館長さん。「シニアSOHO普及サロン・三鷹」(堀池喜一郎代表理事)のメンバーの日立製作所旧多賀工場のOBと知り合い、活動の話が持ち上りました。会沢館長は、知り合いの元郵便局長吉沢澄夫さんに設立準備会代表を依頼し、日立製作所でIT関連の仕事をしていたOB200人で組織する「日立電脳シニア倶楽部」にも参加を呼び掛けました。

 2001年12月1日には設立準備会が開催され、日立市、ひたちなか、常陸太田市などから約50人以上が参加しました。これには、「日立IT市民の会」の代表など幅広い年齢層の方々が集まりました。

 席上、準備会の吉沢代表は、「高齢者が主体的に社会参加する仕組みを構築したい。NPO法人格を取得する方向で、しっかりとした活動の基盤づくりをしていきたい」と挨拶しました。(写真右->)

 会沢準備会事務長は、「当面は、会員のIT技術の向上と高齢者向きのパソコン講座を運営していきたい。そして、訪問サポートの実施、県北地域の観光ネットの開設、小中学校の情報教育支援、図書館・生涯学習事業の支援などの各種の事業にワーキンググループを立ち上げて活動を行う」と具体的な活動内容の原案を提示しました。(<-写真左)

 また、「シニアSOHO普及サロン・三鷹」の堀池代表は、実際のNPO活動の経験を語り、「社会の閉塞感を打破するために、シニアの潜在能力の活用が是非とも必要です」と熱く語りました。そして、シニアSOHO普及サロンがこれまで蓄積したノウハウを全面的に活用して、茨城に新しい動きを起こしてほしい」と期待を込め挨拶を結びました。(写真右->)

 井手よしひろ県議は、地域の活性化や雇用拡大に結びつくITを活用した注目すべき活動であり、県や市町村からの業務委託を推進するとともに、NPO法人格取得などに全面的に協力してまいります。

 


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