Nov. 28th 1999/修正履歴;March 3rd 2001, Oct. 28th 2000, Dec. 5th 1999, ...
この記事は2001年時点で書きました.衛星の名称など現存しないものもありますが、類似の衛星で活用できる場合もありますので、参考のため掲載を継続します.

FMリピーター系(AO-27など)での交信方法

救急車のサイレンを聞くように衛星通信の電波も高くなったり低くなったりします

2000年夏、JAMSATのホームページにもFM系衛星に挑戦しようということで記事を書きましたので御覧下さい.
FMリピーター系という呼び方は正式ではないと思いますが、とりあえず、衛星AO-27やSO-35などで運用されるFMモードで送信しFMモードで受信する運用形態について考えてみます.FMモードでは衛星に搭載している無線機の消費電力が大きくなるので、SSBやCWのトランスポンダーのように指定周波数の範囲で何局(何組)も同時に交信できません.通常(衛星の無線機で)1つの受信周波数と1つの送信周波数となります.

つまり、1回線しかありません.地上のリピーターと同じですね.ですから、1つの送信は短めに!長々とCQを出していると、衛星を独占しかねません.

さて、ループテストを試みるわけですが、、、、さっそく注意が必要です.FMなので周波数がずれていてもCWやSSBのようにトーン(音程)が高くなったり低くなったりしません.しかも音質が良く、本当は自分の声が衛星から送り返されてきているのに、気付かないことがあります.
FMですので、自分が送信した(PTTを押した)とたんにキャリア(無変調)が聞こえれば「テスト」などと声を出す必要は無いと思います.

そこで、FMのリピーターの場合 調整の方法は2通り考えられます.

一つは、手計算やコンピュータでドップラーシフトによる周波数をおおよそ計算しておいて、手動で調節する方法、

もう一つは、コンピュータ(パソコン)を使って送信周波数と受信周波数を同時に自動制御する方法です.

コンピュータを使う方法は今後主流になるでしょう.ただ、このFM方式はそれほど周波数をピタリと合わせる必要はないと思います.というより、耳で聞くだけではピタリと合わせられないのでは無いでしょうか?あまりにもずれた時に、一番クリアな音になる様に微調整するくらいでしょう.

けっこう周波数の調節に気を使わなくても交信できるので、自動車(モービル)のFM無線機とモービルホイップを使って交信を楽しむことも出来ます.AO-27では走行中はまだ成功していませんが、停車中であれば送信出力20W程度とモービルホイップアンテナを使って(所謂モービル運用そのまま)沢山交信しています.モービル同士でも交信成功しています.みなさんも挑戦してみてください.

最近のFM系衛星では、新しいAO-40(Phase 3-D)が打ち上げられたことで衛星への感心が高まっているので、多数の局が交信しようと大変混雑しています.今は運用を停止してしまったSO-35でも大変混雑していて、いったい誰と誰が交信しているのかわからなくなるくらいでした.UO-14もFMレピーターとして活躍しています. 1回線でどうして何局も平行して話が通じるのか不思議です.UO-14やSO-35、AO-27での交信の様子はJAMSAT(日本アマチュア衛星協会)のサイトで聞くことが出来るようです.

注意!

今のところFM系のアナログ衛星は大変混み合っており、「何も聞こえない」ことは絶対にありません.あなたが「何も聞こえない」場合、あなたの受信能力(設備)が不足していると考えて下さい.衛星が来ていれば絶対にダウンリンクが聞こえますので、「何も聞こえない」からといって送信しないでください.

最近「テスト」や「ワンツー」あるいはマイクに息を吹き掛ける「ふーふー」、単に無変調キャリアを送信するなど等、他局の交信を妨害してしまうようなアップリンクが多く聞こえます.「聞こえない」時の送信は控えましょう.

また、混み合っているFM系アナログ衛星ではコールサインはできるだけ1回ではっきりと、法令の基準に従ったフォネティックを使いましょう.

「今日もよろしくお願いします」などの冗長な会話は控えましょう.

私ではまだまだ経験が浅いので皆さんのご意見をお伺いしようかと思います.


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修正履歴優柔不断ではないですが、考え方が変われば修正します.

March 3rd 2001;注意書き追加、現状繁栄.Nov. 28th 1999;誤字脱字、書き違い修正.