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世界平和へ、ジャズミュージシャンがスクラム!
A WAVE OF PEACEに一万5千人集う
同時多発テロ、赤十字救援コンサート
2001年10月14日
Great Western Forum, Los Angeles, California
The Forum
WAVE flag on stage screen

instrumentalists
Dave Koz
Kenny G.
Keiko Matsui
Marc Antoine
Norman Brown - Kirk Whalum
Rick Braun
Harvey Mason
George Duke
Jeff Golub
Boney James
Marcus Miller
Peter White
Jeff Lorber
Najee

南カリフォルニアの大手スムースジャズ FM局WAVE94.7のモーニングショー担当のサキソフォン奏者でありDJのデイブ・コズ、DJのパット・プレスコット、ディレクターのグレッグ・ ショーンバウム、そしてプロデューサーのローズマリー・ジメンズらの強力なリーダーシップにより、大規模な平和イベントは、ファンタスティックに行われ た。

9月11日に起きたビッグアップルとワ シントンDCの国防省ビルへのテロリスト攻撃による国家的災害は、内的な精神の平和こそが人生にとって大切な要素だと感じている普通の庶民にとって計り知 れない悪夢となっている。古代から音楽は心と魂をくっける「祈り」の役割を果たしてきた。特にこのような困難極める状況下では、世界は以前にも増して、い い音楽を聴く必要があるだろう。州を越えて全米から献身的な一流ミュージシャンたちが、この素晴らしいイベントに参加しようと楽器を抱えてロスアンゼルス 空港に舞い降りた。

スモッグのモヤがかかったカリフォルニ アの空の下に私が到着したのは当日の14日午後。その会場はバスケットボールのレイカーズの本拠地スタジアムとして知られている。(大きさはマンハッタン のマディソン・スクエアー・ガーデンの約半分。)すでにそこではゲート入口に続くカーブに沿って、トグロ状に長い長い行列がのびていた。沢山のファンたち が手にした星条旗を振ったり、ビーズで作った国旗の飾りをシャツにつけたり、愛国の思いが感じられた。

受付を済ませ会場に入ると音楽監督のジェ フ・ローバーとバックアップミュージシャンがサウンドチェックの最終段階をしていた。照明チームは天井ライトの調整中で、大勢の観客 にインパクトのある照明効果の確認作業に余念がない。

開門は午後3時。無料入場券をどうにか して手に入れることができた幾千人もの幸運な人々は、開場一時間後もゆっくりとしたペースでコロシアムへと入ってくる。舞台製作事務局の情報によると 15,000枚のチケットは先週アナウンスされた直後、僅か20分後にすべてなくなってしまったそうだ。

世界貿易センターへ激突したハイジャッ ク機に乗り合わせた最愛のティーンエイジの娘、リサさんを亡くした父親、トム・フロスト氏が、淡々と深い後悔の念とこのイベント開催に対し心からの感謝を 述べた。トムさんの家族の試練に対し会場にいた誰もが共感の涙を流したことだろう。

封切りはケニー・G。 世界中でヒットした「Silhouette」に続いて「Moment」を披露。単音の息継ぎ無しの特異な呼吸法で離れ業、5分間に渡るロングサステインが 会場の隅々までとどろき、邪気を清めた。歌手のフィル・ペリーは熟した力強いテナーでレノン・マッカートニーによ る「イマジン〜ヘイ・ジュード」で観客を魅了。デビッド・ベンワーは色鮮やかに、この日の為に書き下ろした 「After 911」を演奏した。

ベテランのWAVE・DJのタライヤさ んがケイコ・マツイを紹介。天女のような作曲家は今朝東京から会場入りしたばかりだ。彼女は、この夏ビルボードで 第一位を獲得した曲「Deep Blue」を88鍵盤から引っ張りだし会場を魅了した。

ジョージ・デュークがピアノ椅子に座り、バス・クラリネットにマーカス・ミラー、 ドラムにハーヴィー・メイソンを配して「Amazing Glace」を演奏。次の曲ではファンキーで豊かな音色でノリノリのベースのマーカスが「Come Together」でコーラスチームをも指揮した。

イギリス出身のギターリスト、ピー ター・ホワイトは「America The Beautiful」をナッシュビル製の青いギターでソロをとった。フランス出身のマー ク・アントワンはベテランR&Bシンガーのパティ・オースティンと「Mas Que Nada」をピリリと辛味の効いたサルサのリズムでデュエット。引続きパティーはアカペラで「You'll Never Walk Alone」「Impossible Dream」のゴスペルを熱唱した。

ブレンダ・ラッセルが「Get Here」を唄い、リック・ブラウンが 「Graze In The Grass」でトランペットを吹きまくる。興奮の坩堝と化した会場はもう一人のスター、ボニー・ジェイム スを迎え「See What I an Saying」を演奏。カーク・ウェイラムがジャム に参加し、ステージはサックス天国の様相を呈した。

アリーナ席の熱狂的なファンが立ちあ がって、ハリウッド殿堂入りした大御所歌手のアル・ジャロウを歓迎。自由自在に操るミラクル・ヴォイスで「God Bless America」「We're In This Love Together」を、ペリー・シスターズのバックアップを得ながらの熱唱を披露した。

ジェームス・イング ラムとパティー・オースティン がその興奮を「Somewhere Out There」で更にダメ押しする。大勢の女性コーラスを従えたジェームスによる「I Believe I can Fly」も圧巻。

ホストのデイブ・コ ズが登場し、「今日の午後、あのスティービー・ワンダーからコンサート参加承諾の連絡が入っ た」と興奮気味に報告。「ワォー、ワォー」と叫びにも似た振動が会場を襲う。予期せぬモータウン時代からの人間的な振る舞いをする愛すべきポップ・ジャイ アント出現に、会場が沸きあがる。彼の熱い献身はJ・コルトレーンの「Giant Steps」「Overjoyed」そして「Ribbon In The Sky」と継ぎ目なくスピンしたのだ。

まるで白日夢を見ているかのように時間 が飛び去っていく。最後にコズがオールスター陣をステージに呼び出し、マービン・ゲイの偉大なヒット曲から「What's Going On」を大合唱。

「ギターとサックス」「ピアノとヴォー カル」「ベースとパーカッション」それらがすべての領域で慈悲と素晴らしい精神性を呈し、その大きなヴァイブレーションがスタジアムの屋根の下で一つに なった。世界平和への一丸となった行進は、たった今始まったばかりだ。


vocalists
Brenda Russel / Al Jarreau
Patti Austin / Phill Perry
James Ingram / Stevie Wonder

The All Star Cast! After briefing, very committed heart-felt prayer led by saxman Kirk Whalum (seated between the ladies in the middle), the group gets ready for grand-slamming for WAVE 94.7 peace event!

*** Special thanks to all the GREAT musicans and WAVE production team.
All of the above photos and text (C) Jun Sato 2001 and may NOT be used without permission.

**Please be sure to check Jun's other photographings of A WAVE OF PEACE located at

| Rick Braun's web | Al Jarreau's web | Jeff Golub's web | Marcus Miller's web |
"REACH FOR THE SKY" October, 18th, 2001 State Theater, Detroit MI
(The Red Cross Disaster Relief Fund)
|
Bob James's web | Alexander Zonjic's web |

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