| 日立の穴 第29号 |
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平潟港といえば茨城県最北端の港。ちょうど寒流と暖流のぶつかるところで、寒いところ の魚と暖かいところの魚どっちも水揚げされるんですって。また、あんこう鍋でも有名で すね。港のすぐ近くにはそんな新鮮な魚を使った料理が味わえる民宿があるのです。 |

民宿『やまに郷作』さんは、元々は魚の中卸しを生業としていました。創業者の名前が「やまに郷作さん」というのかと思ったら、ご主人の篠原さんいわく、「『やまに郷作』の"やまに"は印、"郷作"は屋号です」とのこと。名字より屋号の方が通りがよかった土地柄なんですね。
目と鼻の先にある平潟漁港で水揚げされる魚は、築地では常陸魚といって高級なんだそうです。
「予約が遅くなりましたね。以前は1ヶ月前に予約するお客さんが多かったですが、最近は間際になっての予約が増えました」思い付いたら電話して、予約が取れたら、高速道路に乗ってびゅーん。交通事情が良くなって、そういったことが出来るようになったこともあるのでしょう。そして、余暇の使い方がうまくなっているんでしょうね。「あとは、ここで高速道路から降りてもらうようにしなくちゃね。お客さんがそのまま通り過ぎて行かないように」