日立の穴 第23号

−東南亜細亜的雑貨屋発見−

雑貨やお香、アジアの民族衣装などを扱っているお店を発見しました。場所は大甕
(おおみか)駅前にあるビルの2階。階段を上っていくとそこには別の世界が。  
♪バナナチップス〜♪((C)少年ナイフ)と歌いながら、行ってきました。    

ビルの入り口の手書きの看板が目印。これはオーナーである岡部さん自ら作ったもの。93年に『BANANA CHIP'S』をオープン。もともと雑貨が大好きで、それまでもこういう仕事をしていたということもあって、お店を持つ時も、こういう店しか思い付かなかったそうです。
『BANANA CHIP'S』という名前は、「バナナチップスっていうお菓子が好きなの。好きな雑貨を細々と置いておくようなお店にしたくて、じゃあお店の名前は『BANANA CHIP'S』でいいか、って」

レゲエやアフリカ音楽、インド音楽などが流れ、耳に心地良い。「お客さんの少ない午前中なんか、自分が聞きたい音楽を優先にかけてます」と笑う店員さん。昼間は若い主婦が多く、夕方になると、女子高生や女子大生、OLが多いんだそうです。ほのかにお香の香りも漂うな、と思っていたら、レジの前でお香が焚かれていました。
南の島っぽいワンピース、チャイナやアオザイなどの民族衣装、布のバッグやベッドカバーから、なんか不思議な物まで、所狭しとあふれる店内。何に使うのか、水パイプが各種ありました。「水パイプ?売れるよ。買っていってくれた人が報告しに来てくれる。『みんなで試したけど良かったよー』とかね(笑)」

「おすすめはサロン。海行って、水着の上にくるくるっと巻きつけて浜辺を歩くとカッコイイ。水着の上にバスタオルまいたり、Tシャツをかぶるより、こっちのほうがおしゃれでしょ。」ちょうどそこにいたお客さんにモデルになってもらいました。今年の夏はぜひこれで街や浜辺を闊歩して欲しいくらいキュート!!「あとは、やっぱりキャミソール。もちろん素肌の上に着て欲しいな」

「お気に入りの商品は売るのがもったいなくてね、見えにくい所に置いたり、あたかも売り物じゃないかのように値札付けなかったりして。でもねー、そういう物に限って、お客さんは見つけるのよね。『いくらですか?』って聞かれて、『えっと、あの、それは』なんてことも(笑)」

「日立の街は人が集まらないよね。おもしろいとは言えない。東京とかなら、いろんな人がいるからおもしろいけど。まだ水戸の方が人集まって楽しいかな。いずれは水戸に店を出したいと思う」という岡部さん。でもこういうお店が増えれば、きっと街に人も集まってくるんじゃないかな。水戸にお店を出しても、日立のお店は続けていって欲しいです。

「旅行が大好きなんですよ。でも日本にいなきゃならないし」かつては東南アジアなどに出かけては買い込み、フリーマーケットなどで売っていたこともあったとか。「今はお店があるから難しいけど、もし長い休みが取れたら、絶対アジア辺りをふらふらする」1ヶ月くらい?「半年くらい(笑)」

楽しいことが大好きといった感じの岡部さん。話が楽しく、特に大好きな音楽の話を始めたら止まらなくなる勢い。そして To be full of joy as treasure-hunting な『BANANA CHIP'S』、民族衣装やアジア雑貨に興味があってもなくっても、内緒はやっぱりもったいない。


319-1221 茨城県日立市大みか町2-25-1-201
tel&fax : 0294-54-1918
営業時間:AM11:00〜PM8:00
定休日:年中無休

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