日立の穴 第11号

−おひざ元にこんな穴が?!−

さいきんの『日立の穴』は、やけに北方面に片寄っていたので、ついご近所にで
きてしまっていた『穴』に気がつきませんでした。ここjsdiのキーステーション
である大みか。駅を挟んでjsdiとは反対方向に歩くこと1分。まさに穴場と言う
べき場所が『日立の穴』愛読者からの報告で発覚しました。じゃ、ちょっと。 

そおか!と、ポンと手を打つような場所にそれはありました。大みか駅は様々な学校と工場の通勤通学に利用されます。自然、人の流れがあり、その流れに沿ってあるものはよく記憶に残っているのですが『Buona Sera(ボナ・セーラ)』はわずかに人の川から外れた場所にありました。駅からシオン(茨城キリスト教学院)へ通う道のJRを渡る歩道橋へ曲がる交差点、茅野病院から駅すぐ前の道へ入っていくと、駅までの途中。そんな中途半端(失礼)な穴場的場所にいつの間にかちゃんとできていました。
木枠のガラス戸と、左にある足元が見えるようになっているガラス窓が目印になりました。「洋風居酒屋」と書いていなかったら、気のきいたTeaRoomのような趣きです。全体にレンガ色、茶色、緑で統一された外装が、どこか親しみやすい外観です。
入ってみると、おやや、以外に広いです。さっき外から見た足元の窓は、ここから眺めるとビデオのようでもあるし。輸入地ビールの箱が開けられるのを待ってつんであります。
『ボナ・セーラ』は大学時代の同級生3人が、今年のバレンタインデーに始めたお店です。吉祥寺、青山、立川などで10年以上の経験のある料理担当は、かの元帝国ホテル料理長村上信夫氏がオーナーである店でパティシエも勤めました。これで安心しておいしいモンを食べられるってことがお分かりですね。
ここの凝った内装は、入って右サイドにあるカウンター席で満喫できます。3人の同級生のうち1人は建築関係であったため、ゆったりした独特の空間が広がって居着いてしまいそうです。「男性が1人でいらっしゃるのも大歓迎です。そんなときはカウンターに座っていただくと、静かだしお話し相手にもなれます。」左サイドはテーブルと椅子で楽しく話したりできそうです。
今のところ女性客が多いそうですが、このカウンターを見れば、男性も来てみたくなるんではないでしょうか。まるで穴蔵か秘密の隠れがのようです。疲れたらちょっと寄って好きなペースで飲めるように、ウィスキーやバーボンはショットで飲ませてくれます。日本酒もあって、ウィスキー、バーボン、日本酒どれでもお望みとあらばボトルキープできるそうです。輸入ものの地ビールもあるし食べ物がおいしいのは書いたとおりですが、おサイフも打撃のない値段設定だから、女性ばかりに行かせておく手もないのです。
壁に目を這わせていくと今月飲むことのできる地ビールの種類が書いてあります。更に見ると黒板に今日のお勧め料理が書いてあります。来たら壁からチェックしていくと楽しいみたいですね。メニューはあまり変わりませんが、その日によって変わっていくお勧め料理と毎月新しく入ってくるアメリカ地ビールは書ききれないので、そのつど壁に貼ったり黒板に書いたりするそうです。
もう1つ『ボナ・セーラ』が気軽に行けるのは、駐車場が6台あることです。これで飲めない人はドライバー要員として肩身の狭い思いもせずに付いていけるし、飲まない分とドライバー役で飲み代は一緒の仲間の好意次第ってことになるかもしれないですね。誰かに迎えに来てもらうときにも、駐車場があれば待たせてもちょっとは良いかな。ただ、大みか駅に近いから帰りの車のことなんて考えなくて済むのが最大の利点ですけどね。
スナックで飲むように暗くないし、まるっきりご飯ばかりというわけでもない。いろんな飲み方ができそうです。パーティーの予約も受けているから、たまにはうさばらしにみんなこぞって行くのも手です。結婚式の2次会なんかにもフランクに楽しめて雰囲気があるからいいかもね。考えてみれば、大みかって良い所です。もしかして気軽にちょっとご飯とアルコールという場合には1番便利で選択肢の広い場所かもしれません。
こんな近くにまだまだ穴場。日立も捨てたもんじゃない。


319-12 日立市大みか町 2-22-1 ボナ・セーラ
日曜休/営業:17:00〜24:00
tel & fax : 0294-52-8011


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Last modified 7/20/97  Maintained by jsdi