28日、沿海州に寒冷渦が進んでくるとともに、本州付近をおおっていた太平洋高気圧の勢力は南へ後退しました。これに伴い、先週から続いていた全国的な猛暑は一段落しました。しかし、関東地方では南の高気圧から北の低気圧へ向かって吹きこむ南西の風によりフェーン現象が起き、内陸部を中心に最高気温が35℃を超えました。群馬県館林市では最高気温が36.8℃、埼玉県鳩山町で35.9℃、茨城県の古河市でも35.4℃を記録しました。つくばにおける高層観測の結果を見ると、高さ1500m付近(850hPa面)の気温は、先週から19℃から20℃前後で推移しました。上層の高気圧の勢力が弱まった28日09時の850hPa面高層天気図を見ると、西日本では気温が18℃以下になりました。しかし、関東地方には18℃以上の領域がかかっており、下層に暖気が残っている状態でした。
日立市役所では、27日の朝から南西の風が吹くようになり、27日の最高気温は32.2℃まで上がりました。27日の夜から28日の朝にかけては西の風に変わるとともに風速も弱まり。気温は25℃未満に下がりました。しかし、28日の9時頃から再び南西の風に変わるとともに気温が上がり、10時48分に最高気温33.0℃を記録しました。これは、今年になって最も高い気温です。最高気温を記録した後、風向が南に変わり気温はわずかに下がりましたが、16時頃まで気温は30℃を超え続けました。なお、水戸では8時前から夜にかけて南南西から南西の風が吹き続けて風向の変化がなかったため、11時31分に最高気温34.8℃を記録した後も、16時まで気温が33℃前後の状態が続きました。
●今年の日最高気温(℃)の記録(高い方から:7月28日現在)
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※水戸の7月28日の最高気温は33.8℃(14時54分)で、高い方からの順位は第8位です。
●参考:つくばにおける高層観測の気温(℃)
| 高さ(気圧) | 25日 09時 |
25日 21時 |
26日 09時 |
26日 21時 |
27日 09時 |
27日 21時 |
28日 09時 |
28日 21時 |
29日 09時 |
| 5500m(500hPa) | -6.1 | -6.9 | -7.9 | -7.3 | -6.9 | -6.7 | -6.9 | -6.9 | -5.1 |
| 1500m(850hPa) | 20.0 | 20.2 | 19.6 | 19.0 | 21.0 | 23.2 | 19.2 | 20.2 | 17.6 |
●参考:7月28日の10分毎の気温と風向の推移
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●参考:7月28日10時のアメダスによる気温の分布
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●参考:7月28日09時の地上天気図と850hPa面高層天気図
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Amagai Daizo