16日の日中、低気圧が本州南岸を北東へ進みました。この低気圧に向かって南から暖かい空気が入ったことと、低気圧が朝の内に通過して昼前から晴れてきたことから関東地方では内陸部を中心に気温が上がり、各地でさいこうきおんが30℃を超えました。埼玉県熊谷市では14時05分に最高気温32.9℃を、群馬県伊勢崎市では13時01分に最高気温32.6℃を記録しました。また、茨城県内でも古河市で16時04分に最高気温31.6℃を、笠間市で15時40分に最高気温31.2℃を記録するなど、沿岸部を除いて最高気温が30℃を超えました。
日立市役所における気温の推移を見ると、12時までは東北東の風が吹いて気温は21℃前後で推移していました。12時を過ぎると、風向が南東から南へ変わるとともに気温も急速に上がり、13時過ぎには25℃を超えました。その後も気温は上がり続け、14時37分には最高気温27.8℃を記録しました。これは、今年に入ってから最も高い気温です。しかし、15時になると風向が再び南東から北東へと変わっていき、それとともに気温も急速に下がり始め、17時には21℃まで下がりました。一方、水戸では9時前から南西の風が入り始めて気温がアがていきました。11時には気温が25℃を超え、晴れてくるとともにさらに気温は上がって16時39分には最高気温29.9℃を記録しました。17時には風向が東へ変わるとともに、気温は一気に7℃近く下がりました。
アメダスによる気温と風の分布を見ると、日立市から水戸市にかけては南西からの暖かい風と冷たい海風との境に当たっており、風向によって気温が変化していることが分かります。12時のアメダスでは、日立市と水戸市の間に南西風と北東風の境があり気温も4℃近く差があります。14時になると日立市でも南の風に変わり、気温の差も縮まりました。しかし、16時になると日立市では再び北東の風に変わり、気温の差も6℃近くに広がりました。
●6月16日の気温(℃)
| 地点 | 日平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | |||||
| 平均気温 | 平年値 | 気温 | 時刻 | 平年値 | 気温 | 時刻 | 平年値 | |
| 日立市役所 | 20.8 | 19.2 | 27.8 | 14:37 | 22.6 | 18.8 | 23:02 | 16.4 |
| 本山(あかさわ山荘) | 20.6 | - | 27.2 | 13:50 | - | 16.6 | 23:59 | - |
| 南部支所 | 20.6 | - | 26.9 | 15:33 | - | 18.5 | 04:31 | - |
| 水戸(金町) | 23.2 | 19.6 | 29.9 | 16:39 | 23.6 | 19.5 | 00:17 | 16.4 |
●今年の日最高気温(℃)の記録(高い方から:6月16日現在)
|
|
|
|
●参考:6月16日の10分毎の気温と風向の推移
|
|
●参考:6月16日12時、14時、16時のアメダスによる気温と風の分布
|
|
|
|
|
|
●参考:6月16日15時の地上天気図と09時の850hPa面高層天気図
|
|
Amagai Daizo