1月28日、南西の風が強く吹き気温が上がる

 28日の日中、上層の気圧の谷が本州付近を東へ進みました。関東地方ではこの気圧の谷に向かって南西の風が吹き込み、今月21日と同じように各地で最高気温が15℃前後まで上がりました。なお、関東地方の内陸部では21日と同様に冷気塊が地表付近をおおう形になって、28日の朝はいったん気温が下がりました。しかし、関東地方の南部では南西の風が吹き続けたため気温が下がらず、12℃前後の暖かい朝となりました。

 日立市役所と水戸における気温の変化も、21日と同様の変化を見せました。日立市役所では28日の0時38分に3.5℃まで気温が下がりましたが、1時頃から西寄りの風が強く吹き始めて気温が8℃近くまで上がり暖かい朝を迎えました。一方、水戸では1時5分に-0.2℃まで気温が上がった後も風の弱い状態が続いたため、朝にかけて気温は1℃前後の低い状態のままでした。その後、8時頃から両地点とも気温が上がっていき、昼過ぎには15℃を超えました。日立市役所では15時03分に日最高気温15.5℃を記録し、4月中旬並みの陽気となりました。

 つくばにおける高層観測の結果を見ると、高さ5500m付近(500hPa面)の気温は26日09時の-29.7℃から28日09時には-18.7℃まで上がりました。また、高さ1500付近(850hPa面)の気温も26日09時の-7.9℃から28日09時には4.0℃まで上がっており、26日に入った強い寒気は一時的なものだったことが分かります。なお、21日の850hPa面の気温は9.2℃まで上がりました。一方、今回は地上低気圧が本州南岸を進んだため、850hP 面の気温は5.2℃までしか上がらず、地上の気温も21日よりわずかに低くなりました。また、この低気圧の影響で、朝は南西の風が内陸部まで入らず、21日に比べて関東地方南部と内陸部との間で気温差が大きくなりました。7時のアメダスによる気温分布をみると、千葉県の銚子から船橋、東京大手町、小田原以南では12℃前後の気温となっているのに対して、そのすぐ北では2℃前後と10℃近い気温差がありました。

 ●1月28日の気温(℃)

地点 日平均気温 最高気温 最低気温
平均気温 平年値 気温 時刻 平年値 気温 時刻 平年値
日立市役所 10.8 3.9 15.5 15:03 8.7 3.5 00:38 -0.4
本山(あかさわ山荘) 7.0 - 12.9 14:22 - 1.3 00:06 -
南部支所 7.8 - 15.3 13:17 - 0.3 01:13 -
水戸(金町) 7.2 2.4 15.6 13:08 8.4 -0.2 01:05 -3.0

 ●参考:つくばにおける高層観測の気温(℃)

高さ(気圧) 25日
09時
25日
21時
26日
09時
26日
21時
27日
09時
27日
21時
28日
09時
28日
21時
5500m(500hPa) -20.9 -24.1 -29.7 -27.5 -24.7 -20.5 -18.7 -22.5
1500m(850hPa) 1.8 1.6 -7.9 -5.3 -3.3 0.6 3.4 5.2

 ●1月27日から28日にかけての各地の気温の推移(1時間値)及び日立市役所と水戸の10分毎の気温の推移

 ●参考:1月27日から28日の日立市役所と水戸における風速の推移と日立市役所における風向の推移(10分値)

 ●参考:1月28日07時と13時のアメダスによる気温と風の分布

 ●参考:1月28日12時の地上天気図と09時の850hPa面高層天気図

Amagai Daizo


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作成日:2010/01/29
日立市役所 天気相談所