9日に寒冷前線が関東地方を南下した後、下層へ冷たい空気が入ってきました。日立市でも、9日の夕方から気温が一段と下がり、夜には朝の最低気温を下回り、9日の最低気温は夜中に記録しました。
9日の夜から10日の明け方にかけては雲が広がり、放射冷却による冷え込みの強まりはありませんでしたが、下層へ入った冷たい空気の影響で、10日朝の気温は今年の秋に入って最も低くなりました。本山では、10日朝の最低気温が9.2℃と10℃を下回りました。また、日立市役所における10日の最低気温11.7℃は平年より2.7℃低く、10月下旬の冷え込みでした。
その後、下層の寒気は東へ抜け、11日、12日と朝の気温は平年並みに戻っています。しかし、北海道の北には強い寒気があって南東へ進んでおり、13日以降再び下層へも冷たい空気が入ってくると予想されています（下図、850hPaにおける気温予想を参照）。このため、日立市でも来週の初めから半ばにかけては、冷え込みの強まるときがあると予想されます。なお、来週の終わりには、気温は上がってくると予想されます。
| ●今年の秋に入っての最低気温（℃）の記録 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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※今年の8月1日以降、10月11日現在の最低気温の低い方からの記録。
●参考：10月8日から10日にかけての気温の推移と850ｈPaにおけるこの後1週間の気温予想
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●参考：10月8日09時と10日09時の地上天気図及び850hPa面高層天気図
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Amagai Daizo
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