9月23日、ようやく気温が下がり始めるか

 17日に最高気温33.1℃を記録した後、冷たい北東の風が入り18日、19日と涼しい日が続きましたが、20日になると本州付近で上層の高気圧が強まり、気温が上がるようになりました。日立市役所でも、20日、22日と最高気温が30℃を超えました。

 しかし、22日の後半から上層の高気圧の勢力が弱まり始めるとともに中心が西へ移動し、かわって北から高気圧が南下してきて北日本から東日本をおおうようになりました。このため、日立市では22日の夕方から気温が下がり始め、23日、24日と雨や曇りの天気となったこともあって、涼しくなりました。この後の気温の予想を見ると、ほぼ平年並みの気温が予想されており、一時的に気温が上がるときはあっても、これまでのように暑くなることはないと思われます。

 しかし、平年の気温と比べてみると、平均気温と最高気温は平年並みまで下がっていますが、最低気温はあまり下がらず平年よりも2℃近く高くなっています。平年であれば、9月の26日頃には最低気温が15℃を下回る日が現れるようになりますが、本州の南をおおう上層の高気圧の勢力が強いため、朝夕冷え込むようになるのはもう少し先になりそうです。

●日立市役所における気温(℃)の平年との比較
平均気温 最高気温 最低気温
観測値 平年値 観測値 平年値 観測値 平年値
22日 25.3 20.5 30.4 23.9 21.4 17.6
23日 20.2 20.3 23.3 23.8 19.2 17.5
24日 20.9 20.2 23.9 23.7 19.3 17.4

 ●参考:東日本の850hPa面における平均気温の推移(実況と予想)

 ※気象庁1か月予報資料から

 ●参考:9月22日から23日にかけての1時間毎の気温の推移と9月の日最低気温の推移(日立市役所)

 ●参考:9月22日09時と23日09時地上天気図

Amagai Daizo


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作成日:2007/09/25
日立市役所 天気相談所