15日の日中は、北の風が吹いて気温が上がりましたが、夕方には北東の風へ変わって気温が下がりました。しかし、16日の朝に上層の気圧の谷が東へ抜けた後、再び北西の風がやや強く吹いてフェーン現象が起き、気温が上がりました。日立市役所では、日の出直後から気温が上がり始め、12時45分には日最高気温29.7℃を観測しました。これは、前日の記録を抜いて、今年になってからの最も高い気温です。
その後、13時過ぎには北東の風へ変わり、気温は5℃近く下がりました。前日に比べて、風向がやや西よりで風もやや強かったため(15日の最大瞬間風速:北の風12.2m/s、16日の最大瞬間風速:北西の風14.3m/s)、湿度も30%近くまで下がり、乾燥した晴天になりました。また、同じ理由で、前日はあまり気温の上がらなかった山間部の本山でも日最高気温が27.3℃まで上がり、今年一番の暑さとなりました。
●今年の日最高気温(℃)の記録(6月16日現在)
|
|
|
●参考:6月16日の日立市役所における気温と湿度及び風向の変化
●参考:6月16日13時のアメダスによる気温の分布
●参考:6月16日12時の地上天気図と09時の高層天気図
Amagai Daizo