5月15日、上層に寒気が入り、雷が発生する

 15日の日中、寒気を伴った上層の気圧の谷が本州上を東へ進みました。関東地方では、午前中晴れて日射があったため、寒気が入ってくるとともに大気の状態が不安定になり、昼前から夕方にかけて、所々で雷雲が発達しました。

 茨城県でも、昼頃から北部から中部にかけて南北に帯状に雷雲が発達し、南南東へ進みました。この雷雲は、日立市のすぐ西側を南下したため、日立市でも13時から15時にかけて、落雷を伴った雷がありましたが、強い雨は降りませんでいた。

 しかし、この強い雷雲が通過した大子町から小美玉市にかけての所々で、直径1cm程度の雹が降り、常陸大宮市小瀬では1時間に40mm近い強い雨が降りました。雷雲は、15時過ぎには東海上へ抜け、16時頃から晴れ間が広がりました。

 ●降水量レーダー図と日降水量の分布

 ●500hPa面高層天気図と気象衛星可視画像

Amagai Daizo


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作成日:2007/05/16
日立市役所 天気相談所