5月11日、低気圧へ吹き込み北西の強風

 5月10日から11日にかけて、本州上を寒気を伴った上層の低気圧が東へ進みました。これに伴う地上低気圧が、関東地方の南を進み、11日の朝には中心気圧が988hPaとやや発達したため、東北地方南部から近畿地方にかけて、20m/sを超す強い風が吹きました。日立市でも、11日の未明から西北西の風が強まり、10時59分には最大瞬間風速28.6m/sの西北西の風を記録しました。これは、5月の最大瞬間風速としては、1979年5月15日に記録した26.6m/sを抜いて、これまでで最も強い風速となっています。

 その後、昼過ぎから風は徐々に弱まっていきましたが、16時前に弱い気圧の谷が通過した後一時的に風が強まり、16時19分に最大平均風速13.3m/s(最大瞬間風速24.4m/s)の西北西の風を観測しました。18時30分過ぎには南東の風に変わるとともに、急速に風は弱まりました。

 ●11日の風速の変化(日立市役所)と11日12時の地上天気図

Amagai Daizo


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作成日:2007/05/12
日立市役所 天気相談所