24日から25日にかけて、日本の東で上層の気圧の谷が深まり、本州付近の下層へ寒気が流れ込んできました。つくばにおける、高さ1500m付近(850hPa気圧面)の気温は、23日21時が2.0℃、24日09時が-6.7℃、24日21時が-8.1℃、25日09時には-8.7℃まで下がりました。このため、日立市役所における25日の最低気温は-1.8℃と、今年になって最も低くなりました。
なお、日立市役所以外の本山(あかさわ山荘)、南部支所では、25日よりも2月3日の方が気温が低くなっています。また、水戸でも2月3日の気温が、今年に入って最も低い値でした。3日も、上層の気圧の谷が通過して、下層へ寒気が入りましたが、今回ほど強いものではありませんでした。しかし、気圧系の動きが速く、3日の朝には北西の季節風が弱まったため、多くの地点では放射冷却の影響で気温が下がりました。日立市役所では、弱いながらも西北西の風が吹いていたため、他の地点ほど気温は下がりませんでした。
●今年の日最低気温
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※順位は気温の低い方からで、2007年1月1日から2月25日までの統計
●25日の地上天気図と高層(850hPa面)天気図
Amagai Daizo